2004年10月10日
ヤビツ峠に挑戦 |
そろそろビンディングにも慣れ、立ちゴケ防止の自主練も済んだことから台風一過を見込んでヤビツ峠に出かけて参りました。
一応予定では箱根まで行く気もあったのですが、なかなかそう思惑どおりには行かないものです・・・。
とにかく5時まえに自宅を出発したものの、立川から八王子の駅前までずっと甲州街道を走っていたのでちょっと辛かったり。
そこから先はR16を避けて山田駅方面へと向う県道を南下しました。少しアップダウンもありますが、国道の混雑に比べれば随分と気は楽です。
北野街道をよこぎった辺りでにわかに雰囲気のいい界隈に入ってほっとひと息も。記念写真なんかを撮りながらのほほんと走っておりました。
「湯殿川」にかかるふな橋にて。 全然みえないけど、後ろはふなのオブジェです(笑
相武CCに向うちょっとした坂をこえれば、もう目の前は相模原なのですが・・・ここに来て道を間違えちゃいました。
津久井湖方面に向うはずが、気がついたら町田街道を北上していたわけでして。
どうにか居場所を確認して事なきをえて、K48から城山ショートコースのあるK510を経由して宮が瀬湖へと向いました。
相模川にかかる新小倉橋(上。
この辺りは道路が入り組んでいて、 地図を見ないとよく分りません(汗
峠につくまではのんびりペースでスタミナ温存・・・と思っていたものの、八王子の駅からこっち何気に細かいアップダウンの連続で意外に疲労がたまっています。
もっとも、ビンディングの効果のほどを確認しようとわざわざ上り坂で飛ばしていたのが本当の原因なんですが。なさけない。
R412「関」S手前でひと休み。
朝7時、ようやく宮ヶ瀬湖に到着です。 ここまでで50kmほど。
小雨がぱらつく中、気が付いたら食事をとりそこねておりました。なんとなくあわててしまうからなのですが、気をつけないとマズそうです。
下の写真は「虹の大橋」というそうですが、フェンスにペイントと強引なやり方にしばらく茫然としてみたり・・・。
少し行った先にある宮ケ瀬公園の自販機で缶ジュースを口にして、何気に一服しておりましたが。
なんと今日はディスクドッグのコンテスト!
うーん、これは見逃せないかも。
何はともあれ今日の予定をこなさないことには、いかにも締まりがありません。後ろ髪をひかれる思いで公園をあとにいたしました。
すぐに裏ヤビツの入り口に到着したものの、雨ということもあって箱根行きなんてとんでもございません、といった所の雰囲気です。
ちょっと乗り入れてみたところ、あんのじょうの通行止めに。途中までだったら行ってもよいとのことだったので、少しばかり様子見をば・・・。
まずかったら引返すということで とりあえず登り出しましたが、川もこの状態。
ホントの作業中。 ここを突破するようではイケマセン。
「これはこれでいい記録になるかも」などと呑気なことを考えておりましたが、ちょっと峠に行くのは無理そうなのでちょっと思案のしどころに。
茶色い濁流になった中津川の滝を写真におさめて、長居は無用ととにかくふもとまで戻ることにいたします。
「あなじて」への投稿用にと道ばたの小さな流れを前にパシャリとやってはみたものの、あとで見てみたら意外と普通でがっかりしたり。
これじゃどうしようもありませんね・・・。
入口に帰還。8時になってます。
実はディスクドッグショーが9時からだと聞いていたので、裏ヤビツを往復して丁度の算段だったのですが、こうなっては仕方ありません。
表からならのぼれるかもと、遠路表ヤビツの入口である「名古木」を目指すことにいたしました・・・。
とちゅうで通過した土山峠、読んで字のごとく路面にものすごい量の泥が流れ込んでいて、くしくも名前の由来が明らかに。
反対側からだとけっこうな登りでがありそうな斜面の雰囲気でした。
新善波トンネル。
ここで調子に乗って20km/h近く出したことが、 この後致命傷に・・・。
246号の名古木信号。 ここまでで81km走ってます。 9時40分。
「蓑毛から先通行止め」との表示がありましたが、とりあえず出発することに。ドッグショーが見たかったのでちょっと焦っておりました(汗
最初はきついが頂上付近は楽、との情報をもとに結構頑張って漕ぎました。「ビンディングだから大丈夫」などとうそぶきつつ、蓑毛から2.5kmほどまでは何とか持ちこたえましたが・・・。
菜の花台手前にある看板を峠と勘違いしてダッシュ した挙句にとうとうダウン。 10分ほど休んでいったん回復したものの、峠での話し声が聞こえる辺りに来ていよいよ行動不能に(涙
峠手前の林道入口にて。 結局一時間以上休む羽目に(汗
少し休めば回復すると思っていた私が甘かったようで、昨年の登山以来のハンガーノックにかかってしまいました。地べたに寝そべり休憩していたら、なんとそのまま眠ってしまいました。
お陰でようやく回復し、フラフラしながら峠に到着しましたが・・・。ずっと雨の中走っていて意外と体力を消耗していたのと、休憩と補給が足りていなかったのが原因かと思います。
土牛峠の辺りのコンビニで瓶牛乳を一本のんではいたのですが、こういう天気だと万事につけつい後手をひいてしまいます。
ヤビツ峠に到着。 なんと12時になってます。
クロモリロードで裏から上がってきた方としばし歓談。少し下ったところの山小屋でそばとジュース二本、それとキャラメル一箱を平らげ、どぶねずみのように濡れた体を乾しました。
このあたりでロードレーサーの人たちを多数目撃。先ほどの方もそうですが、つまり裏ヤビツも通れるようになっているのです。
路面の状態は悲惨なもので、さっきの方の「下るのに一時間半はかかるよ」との言葉にも納得。寒さにこごえながら、どうにか下山を果しました。
宮ヶ瀬公園。峠と山小屋でさらに時間を使い、 もう2時半です。
ダメモトで寄ってみましたが、何とまだイベントは開催中。 この子は可愛かったので撮影しちゃいました。
なんだと思います? 階段なんですよ、これが。
この有様です。 峠付近も視界はほんの5mほどで、 まさに極限状態でした。
御岳山での一件があったので、 特にビビリはしませんでしたけど・・・。
結構有名な人も出ていたそうです。 この子は家のに似ていたのでひいき目で撮影(笑
楽しかった大会も終わり、撤収に入ります・・・ えーと、何のレポートでしたっけ?
とりあえず家族にも連絡をとり、ありがちな土産(くず餅)を買って足早に帰路へ。ドッグショーを見ていた間にかなり回復したようで、ほっとひと安心。
ずっと待たせていた鉄下駄号。
これは一体・・・?
帰路の途中、10%勾配の看板(山王坂)を発見して 無意識に登り始めましたが・・・
おかげでルートミス(笑
日野の駅前。 街の灯りもまんざらではありません。 もう夜の6時です。
予想外の超悪天候→補給・休憩ミス→峠で脱水症状と、悲惨な一日でした。ビンディングを過大評価して意味も無く途中の坂で飛ばしていながら、肝心の峠で終わってしまうとは・・・。
まあ、おかげでペースも掴めましたし、色々あったお蔭でいつの間にかビンディングを咄嗟に外せるようになっていたのは良かったと思います。
ツーリングとしては結構成功だったんじゃないでしょうか?
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