2005年1月05日
箱根で正月 |
あけましておめでとうございます。
おかげさまで「鉄下駄放浪記」も開設3ヶ月を迎え、年末にはヤフー掲載という一つの節目を迎えることができました。
これも皆さまのご支持があってのことと肝に銘じ、今年も「気は抜いても手は抜かない」の精神でがんばりますよ(笑
とはいえ、「あなじて」の皆様の中には元日からツーリングをされた猛者もちらほらおられるようで・・・正月ぶとりの体を引きずってわたしも「走り初め」に行ってまいりました。
目的地は1月2〜3日に開催された「箱根駅伝」の舞台、箱根峠でございます。
年末には雪も降りましたし、冬場の峠行は半ばあきらめておりましたが、何といっても国道1号線ですから、ここだけは例外でしょう。
ま〜た行くワンか。
今朝の出発は朝の4時半すぎ。実はあまりに寒すぎてこの時間まで寝袋の中でモジモジしていた私です(笑
結局上着を(PIアンダー+長袖シャツ+セーター+ウインドブレイカー)の4枚がさねにすることでどうにか自分を納得させました。いつも通りにタイヤの空気圧をチェックして、いよいよ出発です。
コースは自宅から立川・八王子をへて国道16号−国道129号と南下し、とりあえず平塚の海岸に出ることにしました。
相模川を渡る「新昭和橋」から。 6時32分。
奥に見えるのは丹沢の山々です。
コンビニ補給中に発見(汗 ある意味のどかです・・・。
7時54分。もうすぐ海です!
「東京エンデューロ」出場のおかげで、 車道走りがかなり楽になりました。
今日の朝食は「デニーズ平塚海岸店」 でとりました。
フレンチトーストでございます。
防風林を抜けて海岸に。 冬の海もなかなかステキですね・・・。
しばらく国道134号で海岸沿いを走った後、「唐ケ原」の信号を右折して国道1号線に合流しました。さすがに名所旧跡の宝庫であちらこちらに由緒書きの看板を目にしましたが、きりがないので今日はパスします(汗
東海道の松並木。
先端が切られている木が多いのは 海風で倒れるのを防ぐため?
「大磯こゆるぎ緑地」の看板に釣られて 路地に突入。
こじんまりとしたスポットですが、 眺めもいいので得した気分に(笑
砂地にタイヤを取られて立ちゴケしましたけど・・・。
酒匂川にかかる橋ゲタにて。 地元の小学生がジョギング中(汗
ほどなくして小田原市街に突入。歴史のある土地柄で街並みに配慮しているあたりは、以前たちよった栃木県の足利市にそっくりです。
この日は箱根がメインだったので見物もほどほどでしたが、その辺りをテーマに街角探訪してみるのも面白そうですネ!
偶然みつけた電話ボックス。
最近では電話ボックス自体が レトロな存在ですが・・・。
折角なので、ここから家族におみやげ確認を しておきました。
間違い写真?
よく見てください。 「シンシュク」です(笑
10時1分。 小田原城址公園に到着です。
橋のたもとではハトが鈴なりに。
「ハトとのトラブルになりますので、 エサを与えないで」って(汗
門をくぐった所の広場で、 なんとヤドリギを発見!
天守閣まえの広場にて。 ちょっとよさそうな一角ですが・・・。
というか、何故ゾウが!?
私の後からやって来た人たちも 爆笑しておりました(汗
おっと、天守閣を撮るのを 忘れてましたね。
小田原城でございます。
さすがの大食漢の私といえども、ついさっき平塚で食事をしたばかり。立ち並ぶ食堂を振りきり振りきり、いそいそと箱根を目指しました。今考えると、ジュース位は補給しても良かったのですが(笑
10時47分、 県道732号との分岐付近にて。
いよいよ待ちにまった箱根入りです!
この川も温泉だったりして(汗
10時57分。 にわかに峠めいて来ました。
ヒルクライムの開始です!
ここに来るまでに100km程度走っていたものの、最初のうちはx1・68でシャカシャカ登っていきました。
行き交う車の中から「ガンバレヨ!」との声援をうけた時にはうれしく感じましたが、口をついたのは何故か「ふぇ〜」という意味不明の返事。
やっぱり少しテンパッていたようです(爆
いや〜、絶景^2!
11時38分。休憩を決意(汗
どうやら彫刻の森との分岐だった様子。
奥に見える自販機でコーラを一気のみ! 結局7分ほど休みました。
12時21分。
万歳!登頂です!!
じつはこの地点、「国道1号線最高地点」ではありますが「箱根峠」ではありません。あらかじめ知っていたので問題はないのですが、なんかミョーな気分です。
せっかくなので、近くにある精進池からとって「精進峠」と勝手に命名いたします。ガンバリ屋さんにふさわしい良い名前でしょ(汗
国道なので比較的ラクかと踏んでいたものの、勾配があって路面もデコボコが多く、キツさでいったら奥武蔵の広河原逆川林道レベルでした。
交通量が多いので道幅を活用できず、つづら折れの内側を直登するたびにしんどい思いをしましたヨ、ハイ。
ありがたいコトに、 少し先で屋根つきのベンチを発見。
階段を下った先には「二十五菩薩」が あるらしいのですが・・・
峠を下って「元箱根」の辺りにやって来ました。 さすがに大変な賑わいです。
アツアツの「ジャンボまんじゅう」を いただきます。
下りの寒さに辟易していたので、 これは有難かったです!
達成感もありお腹も空いていて、実はこの辺りでテンション的にはエンドロールが出まくっていたのですが・・・。やっぱり「箱根峠」に立たないと何ともツーリングが締まりません。意を決して先をいそぎました(汗
「はしっこ」シリーズその1。
実のところ、軽く道に迷っています。
13時11分。遂に到着です。
ちなみに一度奥まで登ってから 戻って撮影しました(汗
まったくもって完璧な立地に、 「峠のラーメン」を発見。
チャーシューメンにギョーザを注文し、 アッという間に平らげました。
食いっぷりを見かねたのか、 おみやげにミカンを2個ゲット!
はこぉ〜ねぇぇ、はちぃりぃぃのぅ・・・
とりあえず無難に所期の目的をはたし、まずは一服といったところ。出発前の予定だとここから静岡側に下って足柄峠を上りかえすコースまで考えていましたが・・・今のわたしにはとてもムリです(汗
とりあえず峠はピストンということにして、再び芦ノ湖側にもどります。
すぐ下の「道の駅」でおみやげに箱根限定・ハローキティグッズ(寄せ木細工風のやつ)を買いあさったついでに今後のルートを考えましたが、けっきょく時間もないので小田原まで素直に帰ることに。
芦の湖畔、14時18分です。
おおっ、何だアレは?
先輩、マジっすか!?
気をとりなおして再出発(汗
旧東海道・箱根杉並木です。
そういえば旧街道を登ったヒトも いましたね(爆
2003年のトルコ旅行でひしと感じたのは、 日本の森林資源のありがたさです。
そうこうする内、 元箱根の大鳥居が見えてきました。
県道732号との分岐地点。 いちどは県道を下りはじめましたが・・・
どうしても高いトコロが好きなので、 再び精進池まで登ってきました(汗
残照をうけて中々の山容です。
この後は最高点まで登りかえして、温泉宿を左右にみながら小田原目指して下りました。アイスバーンの危険があるので、調子に乗って飛ばしたりは絶対できません。まぁ元々遅いのですが(汗
「ハコワンハウス」って一体!?
答)どうやらペット用の宿泊施設のようです。
峠といえば、このアングルでしょう(汗
寒さも手伝ってか、温泉宿の周辺では排水溝から湯気が立ちのぼり、いかにも「箱根〜」な気分になってきました。とはいえ日も短いので、とりあえず峠を下りきってからにしようと我慢することに・・・。
「塔の沢」の辺りでしょうか。 トンネル脇の歩道でひと休憩。
よく考えると、とっても珍しい造りです。
水害対策なのか、 きっちりと管理されている様子です。
ごらんの通りの交通量。
自転車のメリットを利用して、 目一杯スルーさせてもらいました(汗
16時8分、 いかにも良さげな立ちより温泉を発見。
入浴料・バスタオル合せて1700円でしたが、 直感を信じてここにキメました。
行き当たりばったりで決めた温泉でしたが、とても雰囲気がよく私には最高のスポットでした。何といっても受付のおネエさんが麗しかったのが極めて◎。
広さこそありませんが、無料の休憩室もあるので落ちつけますヨ。結局ここで40分ほど滞在し、小田原から国道255号−国道246号のルートを地道にクリアして行きました。
秦野市内のコンビニにて。 お察しの通り、また食べました(笑
夜景がきれいだと、少しだけ ホッとします。
とはいえ、走り続けていないと 寒くてたまりませんが・・・
19時5分。
ようやく土地勘のある 「名古木」までやってきました。
もちろん、きょうはヤビツ峠には 登りませんが・・・。
今日から導入した 軽量コンパクトな写真用の「一脚」。
手ブレを抑えてくれるので、 夜景もバッチリです!
246号から県道51号線に入り、 ひたすら町田をめざします。
この写真はヘロヘロ状態で渡った 歩道橋で撮影したもの。
結構イイ感じでしょ(笑
町田市は「綾部」信号付近のサイゼリアにて。 到着は10時すぎでした。
すいません、撮影前にひと口食べちゃいました・・・。
帰路は途中から歩道走りが多かったので、疲れるは時間はかかるはでエライ目にあいました。とはいえ、町田までくればあと30kmたらずですし、道も分っているのでもう帰ったようなモノです。
いつものように鎌倉街道から国分寺市内の路地を抜け、秘密のルートで玉川上水を横切って12時すぎには帰宅することができました。走行距離は全部で219kmで、私としては頑張った方ですね(涙
待ってたワンよ・・・。
今日の総括としては、「とにかく寒かった」の一言につきます。
箱根の勾配よりも何よりも、これからの季節はますます寒さもきびしくなってくるので、本格的に防寒対策を考える必要がありそうです。
さすがに本格的な峠越えは来春までおあずけにしたく思いますが、代わりにちょっと長めのロングライドに挑戦しようと計画中。
そのためには、もう少し頑張ってキビキビ走らないといけませんが・・・。
|