2006年6月29日
わさび道楽 |
みなさんこんにちは!
毎度のことといわれてしまうと返す言葉もないわけですが、この日もふたたび奥多摩めぐりにいそしんできた次第です。
この所うしろホイールの調子がいまひとつで中々はずみがつかないのですが、ぼちぼちやっておりますです。
出発がおそくなるとそれだけ暑さが身にこたえる季節になってきたので、この日は朝5時のスタートになりました。
JR八高線の踏切です・・・。
最近あまり散歩の相手をしてくれないすばるの眠そうな顔を尻目にして、久しぶりのツーリングだったわけですが。
出足からいきなり大学の自転車部?の集団とでくわして、ちょっとぼんやりしていた頭もいくらかはっきりしてきたり。
いつも通っている青梅街道ぞいの箱根ヶ崎の踏切なのですが、どういうわけか何度通ってもいい雰囲気なんだよな、なんて思ったりしておりました。
そうこうしている内にカンカン音がなりだして、早朝から電車の通過まちをすることに。なんとなくツイている気がしたのですが、特に根拠はありませんです。
笹仁田峠をこえて。
箱根ケ崎から軍畑までの間には色々とバリエーションがとれるので、自然とちょっとした変化をつけてみたくなります。
未明だったらだだっぴろい街道を走るのもいいですし、岩倉街道から一旦青梅にでるのも悪くありません。
今回は笹仁田峠から成木方面を経由するコースをとってみましたが、想像以上に気持ちのいい一角でちょっとびっくりしてしまいました。
左に坂をこえて小曽木街道へ。
成木街道ぞいの田園地帯。
小曽木街道からは途中で東京バーディCの裏手に入り、ちょっと遠回りをして成木川ぞいに西へと向いました。
この辺りでふとカワセミを見かけたのですが、飛んでいる最中だったのであまりの速さにカメラがぜんぜん間にあいません。
ちょっとメタリックな青い体をしてビーっと飛んでいくさまは、ほんとにセミそのものの印象でしたが・・・ちょっと惜しい気がしてしまいます。
名栗方面とのわかれ路。
吹上トンネルの裏手にでました。
ここまでちょっとした隠れ里を探訪していた気分でしたが、ようやく通いなれたポイントに合流です。
気分転換に川の向うにわたってみたものの、すぐに行き止まりになってしまってちょっとがっかり。
この間やりすごしてバテてしまった途中の酒屋さん、ゲンかつぎに今回は一休みしていくことにいたしました。
ひと山こえてまた一休み・・・。
古里駅付近のコンビニにて。
このツーリングに行ってからもう1ヶ月もたってしまっているので、コンビニで何を買ったかまではもう覚えておりません。
最近ちょっとレポートが理屈っぽいので、適当に忘れてから書いた方がいいかな〜なんて思ったりもしていましたが・・・。
あんまり間を空けすぎてもヤバいかも、といまさらながらに再発見した次第です。
奥多摩駅ちかくのわさび店。
またまた「むかし道」へ。
そうは言ってもやっぱり面白かったことは記憶にはっきり残っているのですが、デジカメの写真がなかったらそれでも忘れちゃったかも。
このわさび屋さんは前回店先を通りがかって気になっていたので、今回こそはとわざわざより道をしていきました。
じつの所まだ開店はしていなかったのですが、たまたま先客で来ていたおばさまのおかげで臨時開店ということに・・・。
ごろにゃ〜ご。
ちょうどあじさいの季節でした。
この間と同様に「いろは楓」と挨拶をしたあと、国道とはうってかわったひなびた小道をちらほら走っていきました。
上のニャンコにはそんな途中ででくわしたのですが、路上でごろ寝とはなかなかどうして大した奴です。
ちょっとした度胸だめしでつり橋を歩いてみたりしたあと、トンネルを越えればもとの国道まであとちょっと。
大麦代トンネル前。
いつものベンチにて。
上の写真の坂を上ったところにいつものベンチがあるわけなのですが、この迂回路がなかったらトンネル越えの難所かも。
自販機の前でしばらく一服していたら、すぐわきにきれいなツリガネ型の花が咲いておりました。
いつものようにあれこれ見物しながら時間をつぶしていたわけですが、気が付いたら足元に可愛いタンポポが・・・。
これってひょっとして在来種なんじゃないのかしら、なんて思ってみたり。
ふれあい館の裏手にて。
峠の手前で一服です・・・。
ひょっとしたらここらでおソバを食べられるかも、と思ったものの、あいにくとまだ開店前のようです。
ここまで来たら峠をこえないわけにも行かないのでエッチラ上ってきましたが、あいも変らず青息吐息で76分もかかるしまつ(休憩こみ)。
そういえば都民の森まで行けばアイスクリームを食べられるそうな・・・なんて事だけが頭の中を右往左往しておりました。
「都民の森」の駐車場。
数馬方面の下りみち。
ここまで来ればあとはしばらく一本道に。峠からは風張林道を通った方が距離は近いのですが、時間でいったら素直にこっちが早かったり。
林道だと勾配があってつづら折れなので、速度にしたら3倍ちかい差になってしまいますし。
風情もある上に神戸あたりからは商店もあって、かえってこちら方面よりも便利だったりはするわけなのですが・・・。
数馬方面には高い石垣が多かったりするので、はじめは少しよそよそしい印象がしたりもしました。今はもう慣れましたけど。
上野原への分岐点。
あとちょっとで峠です・・・。
そのまま帰宅するのもそれはそれでアリなのですが、まだまだ時間もお昼すぎ。
とりあえず甲武トンネルから棡原へと抜けることにした次第なのですが、お弁当を仕込もうにもどこにもお店がありません。
ちょっと上ってふと振り返ったら、いま来た道が案外いい風情でちょっと得した気分になりました・・・。
トンネルを越えると山梨県。
棡原の集落です。
大けやきのケヤッキーの看板に迎え入れられての山梨入りに。下からエッチラ上ってくるのとはまた違った印象なのですが・・・。
ひなびていても寂れていない風情というか、不思議と田舎な感じがしないのが何となく居心地がいい理由かもしれません。
しばらくまったり集落の中を流したあとで、木蔭の坂道をくぐり抜ければふもとです。
ようやく酒屋さんを発見。
とにかくもう暑すぎです・・・。
小菅村方面との分岐の角地に自販機のある酒屋さんをみつけたので、一も二もなく駆けよることに。
いくら何でも暑すぎるんじゃ、と思っていたところどこかからサイレンの声がひびいてきます・・・。
何でも光化学スモッグのおそれがあるので、上野原市内は外出注意とのこと。こうなったら小菅方面に抜けるしかありません。
ところ所に木蔭もあったり。
どうにも奇妙な田和峠。
何気に書いてはおりますが、ただでさえヘバっているのに水分をとるとそれだけ体重がふえてしまいます。
時々木蔭のある道すがらを見つけたりすると、生き地獄ならぬ生き天国といった気分だったり。
以前立寄った地域センターでお食事でも、とか思ったものの・・・同じことをするのも何なのでついつい先を急ぐことに。
ようやく小菅村内です。
長作にある休憩所。
気が付けば時刻ももう15時40分をまわっています。さすがにお腹もすいてきて先が思いやられたりしましたが・・・。
休憩所に水場があったのでこれ幸いと頭からジャブジャブとしていたら、どこかからかわいいワンコがあらわれてびっくり。
休憩中のクルマのおじさんの飼い犬で、何でもモモちゃんっていう名前のようだったのですが・・・しばらくじゃれていたら疲れもどこかへ行ってしまいました。
ようやく夕方になってきました。
・・・ちょっとした拷問かも。
そんなことを言っているうちに、ようやく鶴峠に到着したのが16時の22分。
この先あわよくば松姫峠にも、なんて甘い考えではいたものの、ちょっとこの有り様では無理があります。
まーそりゃ又今度でいいや、ということにしてこの日は温泉三昧とシャレこむことにいたしました。
ちなみに峠の手前に「守重青果」っていうお店があって、自販機やアイスも売っているようでした。角っこなので反対側からだと見えにくかったりしますけど・・・。
R139の手前から。
ようやく温泉に到着です・・・。
何はともあれ汗だくだったので、フロ入り前にミネラルウォーターで頭と顔をジャブジャブやっておきました。
よく考えたら小菅の湯に入るのって本当に久しぶり(2年ぶり)だったのですが、なんだか昨日の今日のような印象です。
ジャグジー風呂でしばらくまったりしていたら、さっきまでの疲れがウソのようにさっぱりとしておりました。
だからといってこれから松姫峠に行く気はしませんでしたけど・・・。
梅ケ谷峠ちかくの自販機。
彼方には青梅の夜景も。
帰りはそのまま奥多摩湖をまわって古里のコンビニへ。たしかヤケクソで焼肉弁当かなにかを平らげた記憶がありますが、完全にタイミングを間違えている気がします。
そこから先はきまぐれで橋をわたって吉野街道へとスイッチしました。いまのところ私のツーリングもたねまきの季節なのですが・・・。
ちょっぴり原点回帰をしてみたくって、最初にチャレンジした梅ケ谷峠の前を通ってみたわけです。
なつかしい自販機でちょっとしっぽりしてから、夜景にひかれて秋川街道から青梅市内まで。
旧市街へと抜ける坂道からの景色をたんのうしてから、例の交番前から青梅街道ぞいに帰宅した次第です。
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