2006年7月15日
虫の知らせ |
みなさんこんにちは!!
もうかなり以前のことになってしまって、正直内容をどれだけ覚えているか不安だったのですが、ようやくレポートの公開の運びとなりました。
この日は後輪のハブがとうとう壊れてしまって、峠の途中で引き返してくる羽目になってしまってお蔵入りになっていたんですけど・・・。
出発は朝の4時。
この頃はまだ早朝出発のクセが残っていたので、4時発なんて今考えると信じられないんですが・・・それでもまだ遅い方だったような。
朝から晩までの一日の景色の変化が欲しいな〜なんて思っていた一面もあるのですが、そのせいで月1がやっとな感じになっていた次第。
朝焼けが綺麗でした。
写真が残っているから、っていうわけでもなくてこの日の朝焼けの雰囲気はいまだに記憶にしっかり残っています。
ま〜それだけ奇妙な天気の一日ということでもあるので、いま思えばちょっとした予告みたいなものだったのかな、という感じですけど・・・。
24Hレストランで朝食です。
当初の予定では先も長くなるはずだったので、とにかく出足の補給が肝心ということでしっかり焼肉定食を腹におさめておきました。
ここって夕方になるとすごく混雑するのですが、早朝だと結構居心地がよくて値段も手頃でおいしかったりいたします。
笹仁田峠まであと少し。
ツーリングというとまずはメインディッシュを決めるところから始めるのが普通だと思うのですが、ちょっとした寄り道の方が本当は大事です。
今日は奥多摩方面の峠をめざす、というのが大まかなプロットだったのですが、岩蔵温泉の手前を左折して見知らぬ路地を見ることに。
「厚沢通り」と言うそうです。
ここは何気に小さな峠道になっていて、道沿いに走る小川もあって舞台装置は一通り整っているかな〜といったところ。
ピークを越えると視界が開けて左手にゴルフ場の芝生が目に飛び込んできたりもするのですが、何となくラピュタでも見つけた気分(笑
軍畑の陸橋を横目にパチリ。
ようやくT字路にさしかかって一安心はしたものの、微妙に迷走モードに入ってしまって結局東青梅駅方面まで大回りをするはめに。
ま〜あんまり焦って時間をケチらなければ、あとは勝手知ったる道すじなので特別問題があるわけじゃないんですけど・・・。
駅方面へと向う小道。
吹上峠から軍畑へと抜けるルートは結構勾配もあって途中で通過するには少し骨かもといった具合なのですが、のんびりするには仕方なし。
この日はちょっと気分を変えて、すぐに青梅街道へは出ずに軍畑の駅方面へと小さな踏切をわたって街角探索とシャレこみました。
坂を下って一段落。
駅といってももの凄い坂道の上にぽつんとあるので、何だかちょっと不思議な気配の一角だったりいたします。
自販機と小さな四角いポストとベンチがあって、ふと向うを見渡すとはるかに眺望が開けている、みたいなミスマッチといった所かも。
古里のコンビニで小休止。
この辺はさすがにもう記憶からすっぽり抜け落ちていて、細かいエピソードなんかはどう考えても全然頭に浮かんできません(笑
ただデジカメのデータにロックアイスが写っている位なので、いつものようにトイレで顔をバシャバシャ洗ったんじゃないかと思いますけど・・・。
小河内ダムの入口にて。
奥多摩駅前を通りすぎ、道路工事で片側通行のエリアをこえて「いつものベンチ」のある小河内ダムの入り口へ。
この辺りで朝の8時すぎということなので、今のペースだったらようやく起きだしてブツブツ言っている頃だったりして。
小河内神社の境内です。
しばらくまったり過した後、奥多摩湖畔を流していたら休憩所に初老のおじさまが佇んでいたのでしばらく談笑したのを覚えています。
まだちょっと時間もあったので以前から気になっていた小河内神社のある高台まで登ってみましたが、ちょっと一人になるにはいい感じ・・・。
奥多摩周遊道は30℃。
青梅街道への取り付き付近にあるテーブルベンチで風張峠を横目にしばらく休憩。バイクの轟音がものすごくていつもの様にドン引きも。
どうにか覚悟を決めて周遊道へと向かったところ、深山橋のアーチの上にトンビがとまってこちらをしげしげと眺めておりました(笑
マンガのような入道雲・・・。
気温と体重(当時98kg)のせいもありますが、この日はあまりにもペダルが重くて思わず道路わきの木蔭でへたり込んだりも。
ふと気がついたらホイールが手で回せない位に固まっていて、一瞬私の方もビックリ仰天して固まってしまった次第なのですが・・・。
にわかに雲行きが怪しく・・・。
そうは言っても足でペダルをこぐ分にはそれなりに廻ってくれるようだったので、冷や汗をかきながら最徐行でふもとまで引き返すことに。
いまきた奥多摩湖を逆もどりしている時にはみじめな気持ちになりましたが、途端に雲行きが怪しくなって山の上ではイナビカリまで起きる始末。
わさびの直売店でおみやげを。
もし何事もなく峠に向っていたらあれに巻き込まれていたかと思うと、思わず背筋が凍りつく思いだったのが今でも忘れられません・・・。
さっきまでの憂鬱な気分もどこへやら、重たいホイールに奇妙な感謝の気持ちを抱えてのんびり帰路についた次第です。
軍畑大橋もこの通り。
いままで奥多摩方面っていうと早朝に通り過ぎるばっかりで、営業時間内には実はあんまり通ったことがないのが本当の所でした。
ひょうたんから駒とはこの事で、一度寄ってみたかったわさび屋さんで取り立ての生わさびをおみやげに購入して何だか少し救われました(笑
ウソのような晴れ間の瞬間。
それでもしばらくは低くたれこめる雲が不気味な雰囲気で、どことなくピリピリとした電気も感じて何だか不安な道中だったり。
こんなのも一つの経験としては悪くないかな〜なんて平気を装って流していたら、ある時を境にすっぱりウソのような晴れ間が広がってきました。
青梅旧市街の赤塚記念館。
今まで行ったことがないといえば、青梅市内にある赤塚不二夫記念館もそのひとつ。遠出をしようとするとこの辺はほとんど夜明け前なので・・・。
この際なので余ったエネルギーを発散しようと、ぶらぶらのんびり見物をしてまわりましたが、何気にテレサ・テンのブロマイドを見つけて大はしゃぎ。
まあこんな日もあるさと思って呑気に踏み切りを渡っていたら、雨でぬれた線路にタイヤをとられて久しぶりの転倒までするラッキーぶり。
ちょうど色々あった時期だったのでこの辺りが運のツキかな、なんて思ったりしましたが、すりむいたヒザ小僧でどうにか無事帰宅いたしました。
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