2006年8月03日
ツバメ三昧 |
みなさんこんにちは!!
もう一年ちかくも前のことになってしまいましたが、昨年の夏に行った奥多摩4峠ツーリングのレポートをようやくアップできる運びとなりました。
じっさい自転車の世界ってスポーツ的に乗っている人がかなりいるので、ちょっと体調をくずして登りが遅くなっていた時期なので見合わせていた次第なんですけど・・・。
圏央道わきの24Hレストラン。
ま〜私としては旅のお供としての愛車「鉄下駄号」にはひとかたならぬ愛着があるわけですが、中々そんな美学を分かってくれる方がいなくて。
ツーリングに速いも遅いもあるか、とわざわざドカ食いをして太ってしまって大バッシングを受けていたわけでございます(笑
向うに見えるのが青梅街道。
この日は98kgで200km越えをして標高差も2000mを越えてやろう、と馬鹿げた意地で朝の4時前に自宅を出発したのですが・・・。
結局レストランで食事をしたりしているので、実質はもうちょっとのんびりしたムードでぼちぼち足を進めていたりして。
青梅市街に入ります・・・。
この日は圏央道ぞいに青梅街道までいったん戻って、先も長いので軍畑の峠道はさけておとなしく奥多摩湖をめざして行きました。
雲の形がいつも違うように、おんなじ場所を通っていても毎回表情をかえてくれるのが本当の景色というものですが、自分の気持ちも景色のうちだってのが分かっている人ってあまりいない気がいたします。
眺望スポットで一休み。
おんなじ場所の遠くの風景でも、手前に何があるかで印象はガラリと変わってしまうもの。だったら一番手前は自分の心なわけでして・・・。
そんな事もふくめて時代・季節・瞬間をつかまえて記録に残せたらいいな〜なんてのが私の旅のほんとうの動機だったりする次第。
前回寄ったわさび屋さん。
青梅から軍畑、さわらびの湯をへて奥多摩駅前へ無事到着。前回のツーリングでとうとうダメになってしまったリアホイールも新調しています。
思えばシラスを買って3月もしないうちにリアホイールのスポークが折れ放題になってしまい、ようやく見つけた旅のお供がマビックCXP33。
奥多摩駅前の三本杉。
それ以来2年以上も私のツーリングを文字通り支えてくれていたわけなので、性能が落ちてテンションバラバラでもずっと乗り続けておりました。
この頃あまり無理せずのんびり、といい始めた理由の一つでもあったのですが・・・もちろん二代目も同じリムにしています(他はありえない)。
トンネル続きの奥多摩路。
三本杉のある奥氷川神社には今まで寄ったことがなかったので、この日は気まぐれで立ち寄ってみた次第なのですが・・・。
カップルが仲良く何かお願いをしていたので5秒で退散したことだけは今でもちょっと憶えています。
ダム脇の遊水池。
ものの本なんかだと決して載らないちょっとした隅っこのいい景色、なんてのがないかな〜なんてのはいつも思って走っていたり。
ここなんかでもダムまであと少しなので調子のいい時はサッと通り過ぎてしまうのですが、ヘタレていたので却っていいものを見られたような。
ツバメ舞うダムサイト。
そんな次第でいつものようにいつものベンチでしばらくまったりと過ごしてみたりしたのですが、何だかいつもよりツバメの数が多いかも・・・。
デジカメってボタンを押してからシャッターが切れるまでのタイムラグもありますし、ツバメの動きは計算できないので中々カンが必要だったり。
何だかもうエラいことに・・・。
ベンチのひさしに巣を作っているツバメがあちこち飛び回っているわけで、巣の近くでボーッとしているので時にはこんな事にもなってみたり。
こんなの都会のアトラクションにして計算したらいくら掛かってしまうんだろうなんて思ったりもしますけど、ま〜趣味の問題ではありますし。
ウインドブレイカーを乾燥中。
まったりのんびり風まかせ、が旅の基本なんて話はテレビの番組でも年中言っていることなのに、自転車乗りには中々話が伝わらなかったり。
自転車はバスと一緒の移動の手段で、スタンドを立てて止っている時間やのんびり流している時間こそが旅の中身になるわけで・・・。
ほとんど完璧な凪状態。
いつかどこかで某ロード選手が「ついスタンドをつけちゃう」みたいな発言を面白おかしく話していたりもしましたけど、何言ってんだってな感じで聞いておりました。
あんまりイベントに出たりするのも考えものだよな〜なんて正直思っていた次第なのですが、分らない人には分かりっこないわけで・・・。
都民の森の駐車場。
ちょうど緑が目にまぶしくて季節は真夏のど真ん中。何となく意地を張って風張峠に向かいましたが、ほとんど熱中症寸前みたいな状態に。
何とかごまかして都民の森までやってきて、ほうほうの体で食堂までエッチラプチ登山をすることになりました。
ようやく食堂です・・・。
もう細かいことまでは(他のときとゴッチャになって)記憶に残っていないのですが、写真をみるとカレーにコーラにお冷2杯が写っています。
ここは二階にのんびり休める豪華なロビーもあって、屋外にもベンチがあって大助かり。気がついたら1時間ほど仮眠をとっておりました。
数馬方面へと下ります。
この時点でこのザマなのだからおとなしく帰ればいいものの、まだまだ時間も12時ごろだったので行けるところまで行くことに。
数馬から甲武トンネルに向う途中にコンビニの一軒でもあれば全てが違ってくるかと思う次第なのですが、ここの無補給地帯がキツかった。
棡原の牛小屋です・・・。
文字通りヒイコラいいながら結構きつい勾配の坂からトンネルを抜け、いとしの棡原にやってきた時にはようやく一息つけたかな〜という感じ。
いったん鶴峠への分岐を右にみて少し先のなじみのコンビニでしばらく休憩。戻りがけに「ふるさと長寿館」でおみやげなんかも買ったりして。
どうにか持ち直して鶴峠へ。
鶴峠は地図上の標高差こそさほどないものの、要所で激坂があらわれるのでどうにも叶わないな〜なんていつも思います。
この日も光化学スモッグの警報が鳴っていたりして、暑さに弱い私としては大変だった次第なのですが、それでも後半は渓流沿いでちょっといい雰囲気のルートに変わってきます・・・。
R139が見えてきました・・・。
よれよれの雑巾になった気分になりつつどうやら峠をこえることができて「ほっとひと息」。R139の手前はちょっとした街になっていて自販機もあったりいたしました。
ここから松姫峠へ向うか、小菅の湯で一風呂あびて気持ちよく帰宅するか迷いましたが、もうヘロヘロなのに何故か足は峠へむかいます。
日没前には峠に到着。
疲れてきたのが却って良かったのか、自然と歩くイメージでエッチラ上って案外楽に峠に着いたのでちょっと意外な感じがしたり。
この時間帯になると日中の酷暑の中とは全然様子がちがうので(全部日蔭になりますし)、何となく気分も爽快に峠を越えることができました。
上野原市街の街灯り。
下っている途中からもう完全に日が落ちてしまったものの、知っている道なのでいまさらどうこうもありませんし・・・。
ふもとのスーパーの前でしばらくひと息ついて今日のツーリングも一区切り。じっさいここからの方が違う意味でしんどいルートなのですが。
相模湖近くの休憩ポイント。
R20をバカ正直に走るのも面白みにかけるので、以前から気になっていた上野原駅方面への裏ルートで軽く気分転換。
暗い夜道の中に駅付近の街並みがキラキラ見えて、ここって意外といい感じかも・・・なんて思ったりした記憶があります。
相模湖まではもうR20を通るしかない次第なのですが、見知った休憩スポットでのんびりしながらどうにかごまかして相模湖へ。
この時間に大垂水峠を越えるのだけは絶対に避けたかったので、少し遠回りをして南からR412−R413をへて八王子経由で帰宅しました。
この頃は体重こそ増えてしまっていましたが体の調子は案外良かった気がします。わざわざ積載オーバーでつらい思いをするのもバカバカしくなって、この後しばらくはダイエット期間に入るわけですが・・・。
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