2007年6月3日
そっと奥多摩2 |
みなさんこんにちは!!
この日はハンドルのバーテープ(右側)を巻きなおしたりしていてお昼の12時ちょっと前の出発になってしまいましたが・・・とりあえず行っとこうといった所です。
このサイトも開設して3年近くになろうとして、ようやく距離の長さや行き先の目新しさに頼らずにツーレポが書けるようになったかな、と思うのですが・・・それが出来ないとどうしても目玉が欲しくなっちゃうわけで。
武蔵村山の路地裏です。
いつものように青梅街道の混雑をさけて路地裏を流すところからスタートした次第なのですが、この日はちょっとだけ趣向をかえて別のみち。
街道のすぐ裏手に平行して結構いい道があるのは前から気づいていたのですが、気まぐれで試してみたら中々快適で気分も上々に・・・。
瑞穂町内の商店街。
ひなびた田舎道とちがってこの辺りだと裏道を通ればそれでいいか、っていうと本当にただ脈絡なく裏の道を通っているだけになりがちで。
何となくふっと吸い込まれるような道筋っていうのも中々難しいかな、なんて思うのですが・・・それが出来たら平地の街中ももっと楽しいかも。
青梅市内の田んぼです。
都会と田舎、なんてひとくくりに言ってしまっていますが、ミクロな部分に区切ってみれば近所にだって田んぼも意外とあるわけで・・・。
かえって規模が小さい分だけよくよく見れば田舎の田園よりも見ていて好ましい細かい景色があるような気も時にいたします。
気がつけば塩船観音前。
出足からグズグズで特にあてもなかったのですが、以前中に入りそこねた塩船観音がちょっと気になって峠の途中で路線変更。
よく見ると広々とした駐車場もあって、前回駐輪場所を探していてアサッテの場所に行ってしまった記憶を消してしまいたくなりました(笑
広々とした散策路。
こう言っては実も蓋もないのですが、私は寺社仏閣はアトラクションだと思っているので、何となくドキドキ感のあるここの雰囲気は好印象。
高低差と木立のおかげで遠目にはどこに何があるか分らないのが、ちょ歩いているうちにちょっとづつ見えてくるのがいいのかな〜とか。
展望台につづくわき道から。
適当にお賽銭を投げ込みながら奥へと向うと「⇒山頂から富士山が」という板書きが目にとまってそのまま坂道を(もちろん徒歩で)上りました。
ここからだとちょうど有名な塩船観音のツツジの木が一望できて得した気分になりましたが、さすがにもう季節はずれで2、3本だけ残り花。
この辺の路地はちょっと好き。
塩船観音への分岐のところで表示があって気になっていた「吹上しょうぶ公園」、つらっと走っていたら入口の前を通ったので立寄る事に。
交通整理のおじさんに言われるまま先の路地からぐるっと駐輪場まで。いくらだったか忘れちゃいましたが一応有料だったのでちょっと期待。
のんびりした佇まい。
ま〜秩父の羊山公園に比べたらこじんまりとしたものなのですが、あれこれと色んな品種が見比べられてしばらくじっと見ていると面白いかも。
何となく日本酒の銘柄みたいだよな〜なんて思いつつ、そこそこ賑わうほかのお客さんの風情なんかも何気に合わせて見物したり・・・。
見ごろの花が咲いてます。
開花の時期にも品種によって微妙に違いがあるとのことで、有料期間内だったらいつ来ても楽しめるようになっているそうです。
帰りがけに売店で「観音だんご」を買ってその場をあとにしましたが、結構青梅って色々見所があるよな〜なんて。今月中旬あたりが一番の最盛期らしいので、都合の会う方は行かれてみては(久々のPRコメント)。
鉄道公園に向う上り坂。
嫌いだから好き、っていうわけでもないのですが・・・この所坂道をみると無性に
みなさんの暖かい励ましのおかげで大抵の勾配だったらのんびり登れるようにはなった次第なのですが・・・おかげで行動範囲も広がったかも。
市街へ向うたいこ橋。
鉄道公園じたいは100%親子連れ空間なので、私のようなうらぶれの居場所はどこにもないわけですが・・・。
ふと見たら(いや見なくても)道ばたにある赤塚不二夫記念館の客寄せ看板がいかにもくどくて一笑いさせていただきました。
素直に青梅街道を西へ。
たいこ橋ってのは原理でいったら峠とおなじ事だよな、なんてことをぼけっと思いながら歩行者のわきを6km/hでぷらぷらと。
路地裏から青梅駅前のロータリー路までやってきて、とりあえずこれで散策ルートもひと区切りといったところです。
軍畑大橋を通過します。
たまにだからなのかも知れませんが、素直に青梅街道をぼつぼつ行くのもちょっとにぎやかで悪くはないかと思ったりいたしました。
おみやげに「へそ饅頭」を買ったり御岳駅前のドライブインでソフトクリームを食べたりしながらぼつらぼつらと奥多摩方面へと向います・・・。
言っている内に奥多摩駅前へ。
もえぎの湯前でちょっと一服・・・と思ったものの、駐車場も一杯で場内整理のおじさんが忙しそうにしていたのでジュース一本で退散に。
写真は駅前の「スーパーおがわ」でちょっと物資を補給した時に撮影したものですが、まさかここでまったり30分も休憩できませんし・・・。
お久しぶりの鋸山林道。
この時点で時刻ももう午後3時をまわっていたので、行けるところといったら最近すっかりご無沙汰の鋸山林道ぐらいかな、といった所。
林道の入り口で3分ほど骨休めをしてからオモムロにエッチラのぼり始めましたが、着替えと飲み物で荷物が重くて結構大変でした・・・。
何やら造成工事中・・・。
奥多摩湖畔でのんびりっていうのも捨てがたいのですが、そうなるとここの林道は都合パスしてしまうよりない寸法になってしまいます。
今回登ってみて路面の悪さは大したものだと改めて思いましたが(以前は比較の対象がなかったので)、雰囲気でいったら随分いいかと。
木蔭の林道を下ります。
以前写真を撮影したポイントなんかを懐かしくながめたりしつつ、どうにか上までのぼってきては麓で仕入れたミルクティーをぐびと飲んだりも。
奥多摩っていうととにかく湖まで行かないと、なんて思っていましたけど・・・ここもなかなか捨てがたいのでこだわり過ぎるのもどうかな〜とか。
心地よい渓流が並んでいたり・・・。
そんな次第でしばらくボーッとまどろんでから、おもむろに桧原方面へととぼとぼ下っていきました。
数年前の同じ見晴らしがそのまま目の前に広がっていると、何だか自分の記憶の中に小人になって入ってしまったような錯覚にとらわれたり。
土砂崩れのあとにも草が。
以前通ったときにはまだ土砂崩れのあとに仮設の歩道(というかほぼ鉄板)があっただけで、担いで渡った記憶があるのですが・・・。
さすがにもうきれいに整備されていて、崩れたあとにもじょじょに植物が生えてきているもよう。ここにコンクリ打っても仕方ないように思いますし。
観光スポットの神戸岩。
林道自体はほとんど通る人もなくて林業者と登山客ぐらいのものかというところですが、向うに下れば桧原のメインルートに通じています。
風張峠のある周遊道のほうが実際のところは裏道の風情だったりするので、最初は何となくあべこべなイメージもあったりしました。
ふと見るとニャンコが一杯。
ほんの10m程なのに中が暗くてちょっとこわい神戸トンネルをくぐり抜けると、あたりの様子もにわかに変わってキャンプ場がちらほらと。
一人旅にキャンプはあまり縁がないかと思うのですが、目の端に気になる休憩所があったので少し立ち寄ってみることに・・・。
記憶に残る赤い橋。
とりあえずアイスもなかを買ってまったりしていたら、テーブルの下からワンコがこちらを覗いていたりも。気がついたら動物王国状態に(笑
ちょうどお店を閉めるころだったからというので肉じゃがをごちそうになったりしながら、何気に得した気分の午後のひとときだった次第。
桧原街道と秋川渓谷。
しばらく滞在してその場をあとにし、しばらくまったり流していくとぱっと見めだった赤い小橋にさしかかりました。庚申塚やちょっとした滝なんかもあって様子がいいかな、なんて思ったり。
つらつらと下るとようやく県道に合流して、ここからは風張林道から下って何度も通ったいつもの場所といったところ。
何やら怪しいアーチです。
さっきもちょっと書きましたけど、桧原村はこっちのルートの方が人家もあって街並みもちょっとにぎわっている感じです。
道ばたの民家でお店をかねているような場所があちこちにあって、ちょっとよそでは見かけない不思議な道中のような気もします・・・。
前から気になっていたわき道↑。
村役場の前でぶじ桧原街道との合流をはたし、あとはちょっと退屈な街道沿いを延々東へくだっていくばかり。
気がつけば時刻も夕方の6時を回ってしまっていましたが、本当の気まぐれからちょっとわき道を探索していくことにいたしました。
街道をそれて行きます。
いなかの街道でちょっと取ってつけたような場所にはたいてい様子のいい生活道路が平行しているような。昔からのものかは知りませんけど。
気がつくと眼下にはこっちからだと最初のコンビニ「セブンイレブン戸倉店」が見えてきて、戻るんならいまのうち・・・と言っているような。
こんな風情でまったりと。
この時期だったら7時過ぎまで残照もあるといった勘定で余裕もあったのと、気温が低くなってきてこの時間帯が一番すごしやすいって事も。
だいたいの位置から道なりに行けば盆堀林道から入山峠につながるかな、と予想は一応しておりました。
林道の入口は砂利道から。
しばらくは一つ上の写真みたいな集落(といったら怒られるかも)の中を行く小道といったところで、次第に渓谷沿いの涼しげな山道に。
途中でちょっと視界がひらけて小広い畑の前に出たときには微妙に感動したりなんかも。釣り人の姿もちらほら見かけたりいたしました・・・。
小橋の前で一休み。
林道の入口には採石場があって自販機も備え付けられていて、部外者が使っていいのか分りませんが、「ちゃい」で利用させてもらいます。
ルートそのものは雰囲気も上々で、気温も程々なので日中の鋸山に比べると全然ペダルも軽い感じがいたします(笑
峠を越えて遠くの街並。
実際入山峠の正確な標高もよく分らずに登っていたので、行けども行けどもわが暮らし・・・みたいな気分にもなりました。
そうは行っても目の前に立ちはだかる山並みがだんだん(相対的に)低くなっていく態なんてのは中々オツだな〜なんてちょっと気に入りました。
ふもとに着いたらもう夜です・・・。
さすがに最後の方では時間的にちょっと不安になりましたが、展望がひらけて向うの稜線がみえた辺りで「ほっと」一安心。
時間も時間なので峠はそのままスルーして下りに入りましたが、中々の眺望もあるので下りも飽きずに楽しめるかと思います(飛ばさなければ)。
右に曲がれば和田峠。
ふもとの林道入口に着いた時点で時刻はもう夜の7時20分。さすがにすっかり夜もふけてしまった頃合なのですが、もうあとは庭先ですし。
すぐの突き当たりを左折して(右は醍醐林道)、ほんのちょっとで何度も来ている陣場街道の酒屋さんの前に現れました。
ここにも「たいらや」が・・・。
自販機大王の私としては、ここでもグビグビやって一休み。しばらくは暗くて寂しいナイトランかと思ったら、夜なのに歩行者が多くて仰天も。
途中からはもう大型スーパーもちらほら見られて、正直私の家の近所よりもよほど開けている感じ。いつものように「たいらや」を見つけた時点でこの日のツーリングもほぼ終了に(笑
高尾街道を北上中。
前回チェックしてあった本屋のところで左折して、あとは以前も来たことのある高尾街道であきるの方面に出ることに。
七曲り峠から北をのぞむ夜景は本当にキレイなものなのですが、いつものように手ぶれのせいで写真の方は台無しです・・・。
超都会的な福生駅前。
この期に及んでなお素直に帰る気にならず、「雨間S」を直進して何故か線路脇の暗い小道から東秋留駅方面へ。
ここまでの脈絡からすると限りなく違和感のあるフッサシティの市街地をへて、再びあ〜でもこ〜でもいいながら迷走しつつ新青梅街道へ。
そういえば福生から羽村の辺りは基地の陰になってあまり行ったことがないよな〜なんて思いながら、最後は箱根ヶ崎からいつものルートで帰宅いたしました。
お昼に出発して帰宅は夜の10時ごろという辺りなのですが、出足が遅い割には今回も「水揚げ」の多いツーリングだったかな、といった所。
この時期距離をかせぐには涼しい早朝のうちに奥多摩湖なり秩父なりについてしまうのがいいのかな〜とは思うのですが(笑
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