2007年6月23日

 

原宿もうで

 

あまり行き過ぎるとそこの住人になってしまいそうな位だった奥武蔵・秩父編もひと段落ついてきて、さてまたどうしようかな〜という所。

 

遠出ばっかりじゃなくて普段着で街角ポタリングもいいんじゃないの、と少し試してみようとしていたのがこの辺りです。

 

 

西武多摩湖線・八坂駅わきの歩道橋。

 

 

人間ってやっぱりスタイルに影響されるというか、ニッカ姿だと自然とそれが似合う山のほう山のほうへ行く習性があるのかと思います。

 

そんなわけで服装を変えたら行動範囲も違ってきて違った楽しみもあるのかな〜と思っていた次第なのですが・・・。

 

 

丁度あじさいの見頃でした。

 

 

結果からいうと「キャラじゃない」という本質的な部分にぶつかってしまって自分の中ではあまり広がらなかったような感じです。

 

図体がでかくて目つきの悪いオッサンが住宅街を自転車で徘徊するのもどうかな〜という後ろめたさもありますし・・・かといってピンクのシャツなんか着てかわいこぶっても気持ち悪いだけですし。

 

 

自転車道を抜けて境浄水場まえ。

 

 

自宅から武蔵境までつづく「多摩湖自転車道」については何度もとりあげましたので、ここはちょっとかいつまませていただきました。

 

それでなくても今時はブログブームでわざわざ私がここで情報価値を気にする必要もなくなってきたかと思うのですが。

 

 

井の頭公園内でお食事中。

 

 

峠越えに代るインパクトを都心に求めるのは「のんびり野郎」の私としては中々難しい問題だったりいたします・・・。

 

どうしてもテーマを決めた紹介記事の感じになってしまうのですが、そうなるともう少し老け込んでこないとどうにも似合わないという感じも。

 

 

池を片目に一休み。

 

 

今回は一応「神田川ぞいに走って早稲田まで行ってみよう」という安易な目当てで走り出した次第。ま〜誰でも考え付きそうな話ですが(汗

 

街並みがころころ変わって切り取り方次第では面白いかも、という気も少しいたしましたが、自転車よりもお散歩の方が(疲れる分だけ)向いていそうな気もします・・・。

 

 

正真正銘神田川の源流です(笑

 

 

先日利用した「野川サイクリングロード」でもそうなのですが、地図にはあまり書いていなかったりするサイクリング道路って結構あちこちにあるので使わないと勿体ないかな〜という気も。

 

ただまあ便利な分だけコースを決められてしまうので余り面白くない、というジレンマもあるとは思うのですが・・・。

 

 

川遊びをする子供たち。

 

 

都内だと道があちこち交錯していて、いくら写真におさめてみても後からだとどこを走ったか分らないこともしばしばだったりいたします。

 

そんな訳であまり行動半径が広くならない折たたみなんかで20〜30km位回ってみるのが都心の寸法のような感じもします。

 

 

サイクリング道路もつぎはぎ。

 

 

ま〜あんまり隙のない街並みをみていても図面を眺めているようでわざわざ汗をかいて走る必要もない感じがしたりもするのですが・・・。

 

「どうすんべえ」「こうすんべえ」みたいにしてどうにか辻褄を合せたような微妙な街角が私としては被写体にしたいところです。

 

 

じわじわと賑やかな街並みに。

 

 

ふと見ると足元にかわいいニワトリのタイルが敷いてあったりして何気に楽しい感じになっていたりもいたしました。

 

サイクリング道路全体をひとつのファンタジーワールドにして道行く人たちのトゲトゲした気持ちを和ませようといった所でしょうか・・・。

 

 

京王線高井戸駅付近。

 

 

・・・と、俄かに脈絡もなく環状八号線にでくわしてハッと現実に引き戻される格好になったのですが。

 

「胡蝶の夢」を引き合いに出してどっちが本当の現実かわからない、なんて面白くもないネタで長話をするのも難ですし・・・。

 

 

青空に浮かぶひつじ雲。

 

 

CRのわきにあったお団子屋さんでおやつを仕込んでおいた所までは順調だったのですが、その先でちょっと道がややこしくなってきてしまいました。

 

どうにか紆余曲折をへて(もう自分でも分らないのでごまかして書いています)山の手通りの見慣れた交差点まで辿りついた次第なのですが。

 

 

山の手通りで休憩中。

 

 

もともとの予定だとここから早稲田・高田馬場方面へとそのまま川沿いに行く筈だったのですが、もうどういうつなぎになっているのか良く分らなくなってしまいました・・・。

 

無理から地図を片手に神田川を探して回っても面倒なだけですし、今更早稲田にただ行くだけじゃ面白くもなんともありませんし。

 

 

ちょっとした威圧感。

 

 

この交差点は以前も何度か来たことがあって、新宿・渋谷・池袋とどこへでも自由に行けるのでここが思案のしどころです。

 

折角なので大昔にアルバイトをしていた渋谷の繁華街を覗いてみようと針路をにわかに南へとることにいたしました。

 

 

代々木八幡の駅前かと。

 

 

しばらく行くと仮設のバス停にすだれがかかっていて何となくそこだけ今時の都会とは別世界のようなかんじにも。

 

大規模な道路工事の真っ最中ということもあって、俄かにカクカクした不器用な街並みから解放されてほっとひと息つけました(笑

 

 

云年ぶりのセンター街。

 

 

代々木公園の手前から路地裏をつたってしばらく行くと視線の先に渋谷の繁華な街並みがのぞいてきます。

 

昔アルバイトをしていた「ワン・オー・ナイン」はいつの間にか巨大な本屋さんになってしまって面影はありませんでしたけど・・・。

 

 

岡本太郎の「こどもの樹」。

 

 

折角なので立ち寄ってみようかな〜とも思いましたが、いくら盗難対策にオンボロ風にしてある「鉄下駄号」といえどもこの街に放置はできません。

 

仕方なくしばらくグルグルセンター街を押して歩いた次第なのですが、町全体としてみるとあんまり変化はないのかな〜とか。

 

 

表参道を押し流されます・・・。

 

 

駅前の交差点からそのままガードをくぐってしばらく進むと目の前に岡本太郎の怪しいオブジェがそびえていました。

 

ま〜何だかよく分らないような気もしますけど、私自身ちょうどこんな感じの精神構造なんじゃないかと自分でふと思ってみたり。

 

 

原宿駅前「パックン!シュー」。

 

 

これからどこへ行こうかな〜などと考える暇もなく人ごみに流されてベルトコンベアよろしく原宿駅前にご到着。

 

おみやげに丁度いいかな〜と思って買った「パックン!シュー」は実際味も最高だったのでここはいつか又来たく思います(決して店員さんがかわいいからじゃありません)。

 

 

トルコとも随分ご無沙汰ですが・・・。

 

 

結局何しに行ったかと尋ねられたら「原宿にパンダのシュークリームを買いに」としか答えられないこの日のツーリングと相成りました。

 

帰路は線路沿いに代々木まで行って、そこからはあ〜でもないこ〜でもないとあちこちくぐって再び神田川CRに合流した次第です。

 

 

井の頭公園近くのドッグラン?

 

 

カップルやら大道芸人さんやらでごった返した井の頭公園でしばらくまったりギターの音色に(ただで)耳をかたむけながら、今日のさえない一日を静かに反芻いたしたわけですが・・・。

 

人ごみ嫌いの私としてはこれはこれなりに峠越えなみの苦行といえない事もないかといった所できれいにお開きという感じかと。

 

 

境浄水場わきの夕景です。

 

 

ま〜渋谷に行って「まるで人がアリのようだ」なんてムスカ気取りでいまさらいう気もない訳ですが、図体がでかい分だけ色々気をつかうことも多くてあまり得意じゃありません。

 

人ごみ・渋滞体験ツーリング・・・なんてやっても最早私の筆では面白さを伝えることはできそうにない訳でございます。

 

 

八坂駅そばの歩道橋にて。

 

 

とか何とか言っているうちにようやく陽も落ちてきて、否応なしにおセンチな気分になってくるわけですが・・・。

 

よく考えたらこれって都心方面に出掛けたから帰りに夕焼けを前にして走ることにはなるわけで、それはそれでちょっと得した気もします。

 

 

結局これはこれで一応ひとつのネタとしては成立したのかな〜なんて感想だったりするわけですが、あくまでちょっとしたわき道といった所。

 

くりかえしますが、パンダのシュークリームは本気で美味しかったので原宿に行かれた方は食べてみることをオススメします(およそ私には似つかわしくないコメントですが)。

 

 

 

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