2004年12月14日
九十九谷へ |
この辺りでは正直ルートを間違えた気がして凹んでいました。逗子駅から左折して県道24号を通った方がまだ早かったかも知れません(汗
「滝の坂」トンネルでしょうか。
まだ新しい「新沢トンネル」。 私の地図には載っていませんでした・・・
10時14分。 すでに横須賀市内です。
「湘南橋」交差点の歩道橋から。
笑っちゃいけませんよ・・・。
久里浜駅付近。 にわかに磯の香りがしてきました。
フェリーの出発は10時40分。 あわてて撮った一枚(汗
・・・と思ったら、フェリーは 11時発とのこと。
急にのんびりしちゃいました。
ごらんの通り、フェリーでは 自転車にも立派な市民権があります。
今日お世話になる 「くりはま丸」の勇姿です。
偶然おなじ便に乗り合わせたMTBer。 思いの他年配の方でびっくり。
しっかり自転車用のスペースが 確保されているので安心です!
ようやく乗船しました。 10時51分。
奥に見えるのは「くりはま花の国」。
船内の売店でソフトクリームを購入。
店員さんが可愛かったので、 余計においしく感じました。
出航しました。 わずかな運賃でたっぷり 休憩できるメリットも。
さすがに東京湾だけあって、 船の往来も多いようです。
どうやら到着する模様。 11時28分です。
ちょっとドキドキする、 着岸まえの一瞬。
マザー牧場までは17km(笑
風で削られたのか、 不思議なカタチの岬です。
こちらが金谷側のフェリー乗り場。
先ほどのマウンテンバイカーの方は鋸山に行かれるそうで、念のため写真利用の許可を貰ってここでお別れ・・・と思いきや、国道を北上しているとばったり遭遇。どうやら「ちょっと休んでいこう」と仰ってます。
途中にある軽食堂に立ちより、おいしい「あんまん」等をごちそうになりました。ここの常連さんらしく、店の方とも数年来の知己といった様子。ちなみにこの方のバイクはGIANTのカーボンMTBでした。
単価150〜300円でコンビニより ずっと美味しいです。
歩行者用の補助トンネル。 笹子にもこれが出来たらいいのですが(汗
「湊川」を渡っての一枚。 ようやく目的地に近づいてきました。
今回の目的は、東山魁夷の出世作となった「残照」のモデル「九十九谷」を見物することにあります。
半年前は道迷い+フラフラ状態での到着だったので、目と鼻の先まで来ていながらあえなく断念。ここだけは外せないポイントです(汗
おまけといっては何ですが、久しぶりの「マザー峠」ヒルクライムもする予定。前回とはルートが逆で標高差もちがいますから、余りナメてかからないよう肝に銘じておきます・・・。
のんびりとした田園地帯。 ダートなのはわき道に入ったから(汗
12時59分撮影。 まもなくヒルクライムの開始です!
ちなみに「マザー峠」とは「鬼泪山(きなだやま)」山腹にある標高300mの鞍部のことで、頂上一帯にある「マザー牧場」にちなんで私が勝手につけた名前です。
その「マザー牧場」の名称ですが、どうやら付近にある「仏母寺」から採ったもよう。調べればキリがなさそうですね(笑
頂上です! 13時27分と激遅(汗
海岸線からの登りなので、峠らしい部分の標高差は約250m。写真撮影のロスや始点のズレを除くと24〜5分程度でしょうか。私としてはいつも通りのペースといったところです。
ちなみにラスト付近の激坂では青息吐息+汗ポタのありさまでしたが、何とかx1.68倍で登りきりました。ギリギリの重さにすると効率のいい漕ぎ方がハッキリするので勉強になります(汗
ひつじがメェ〜。
ボーっとしている私の横を、 競輪系のロード?がかすめて行きました。
反対側の下り斜面。 右側一帯が「マザー牧場」。
「山の上」駐車場の入口。 切符売りのおネエさんの視線が・・・。
これが問題の「6.6%」勾配看板。
「.6」の文字を小さめにするなど、 製作者のコダワリを感じます。
しかし、もっとキツイ勾配が他にあるような・・・。
軽い登り返しで 「鹿野山」を目指します。
午後の日差しをうけて 杉林がきれいな照り映えを見せていました。
のんびりできて、 丁度いい勾配です!
山上集落の入口。
この向こうの酒屋さんで しばしジュース休憩。
「神野寺」にて記念写真。 14時2分です。
気になったので、ちょっと 引きかえして遠望を撮影。
余りハッキリしませんね・・・
とうとう目当ての「展望公園」に到着しました。 いい味の看板です(汗
絶景を前にして、まずは一枚。
一遍に体から力が抜けてしまい、 しばらく放心状態。
汗冷えしてきたので、 セーターを着替えておきました。
羊腸とした山並みが 幾重にも折りかさなっています。
カップルと入れ替わりに出発し、 少し戻って県道163号を北上します。
名残りおしいですが、 また暫くはお別れです。
ようやくふもとに下りてきました。
実はこの先で西陽+山並み+田園の三拍子そろった絶景を見つけたのですが、無情にもちょうどデジカメの充電池が切れてしまいました。写真ばかり撮っていないでしっかり胸に刻み込めということでしょうか。
この後は県道33号線をもう一度登りかえして「かずさアカデミアパーク」という謎のスポット(複合研究施設?)に立ち寄り、「東横田」をへて「久留里街道」に入りました。
交通量+工事の悪さでしこたま疲弊しましたが、どうにか姉ヶ崎に到着。 「カメラのきむら」で充電池を購入・・・と思ったところ、売っているものは未充電とのことで断念しました(汗
あきらめかけたその時、 何と一枚だけ撮影が!
17時52分です。
この後は国道16号に入り、ひたすらに距離を稼ぐつらい時間が続きました。救いは20時ごろに入った本千葉駅付近の「サイゼリア」の店員さんの気立てが良かったことぐらいでしょうか・・・。
この辺りから先は路側帯がちゃんとしていたので、何とか30km/h巡航で効率は良かったと思います。標識の残り距離を減らすことだけが唯一の楽しみという状況。都心なので輪行なんてあり得ません(汗
18時14分。 闇夜に浮かぶミソ色の看板。
そんな私に天が味方してくれたのでしょう。両国辺りの国道14号を通行中、前を歩いている4〜5人の人に道を譲ってもらおうと声をかけたところ、なんと振り向いた顔は見覚えのある「親方衆」ではありませんか!
「オゥ、九州でもいくのか?」「頑張れよ!」との熱い声援を受け、凹みつつあった私のテンションは再び急上昇するのでした。
オマケに早稲田付近では、まるでこのレポートのサゲを用意してくれたかのように立川談志にも遭遇し、はなしは一気に大団円へ。大イチョウではじまり、大銀杏でおわりのこの一幕、お後がよろしいようで・・・。
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