2005年3月26日

 

春の気配

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・・・というわけで、「猫のベンチ」で一休みをしたあとは延々海岸線のアップダウンを繰り返しながら第二CPのある下田をめざします。

 

とくに俯瞰でみる白浜周辺の景色は絶品で、いきおい撮影の回数も増えてきます。元気のある内に距離をかせいでおく、という点からいえば失敗だったと思いますが、撮らずにはいられませんです(汗

 

 

岬の向こうには何が?

 

10時30分、奥に見えるのは

稲取岬でしょうか。

 

 

11時12分、本根岬手前にて。

 

素彫りのトンネルです!

 

 

 

ふと目をやると、

白浜特有のエメラルド色の海面が・・・

 

 

絶景のためと思えば、アップダウンも

贅沢なロケーションです(汗

 

 

陽光をあびた白浜の遠景。

沖合いにならぶ漁船が幻想的です。

 

 

ちょっとセンチな気分になって、

ブルベを忘れておりました・・・

 

 

お約束の構図ですが、白浜でございます。

 

 

白浜ではハワイと偽ってよくロケもされるそうですが・・・とにかく、第二CPの下田駅前ローソンには11時58分に到着。撮影で使った時間を埋め合わせるため、休憩もそこそこにして出発しました。

 

今回も後半ズルズル行ってしまったわけですが、最大の原因は休憩の取り方のマズさにあるのでは、と今さらながら思っています。

 

補給や撮影のたびにチョコチョコ停車しないで、「休むときはしっかり休む」のがペースを維持する秘訣かと。まあ、私以外の皆さんはそうしてらっしゃいますが・・・(汗

 

 

しばらく旧道を走った後、

「お吉が淵」信号でR414号に合流。

 

ここも桜がきれいですね(笑

 

 

下田までとは一転して、

ひなびた集落の中をのんびり進みます。

 

磯の香りばかりが

伊豆半島じゃない、といった所。

 

 

 

13時21分、バサラ峠のレストラン・マンダラにて。

 

できればここで食事をしたかった(汗

 

 

バサラ峠は標高差こそないものの、峠付近はけっこう勾配もあってトルクを使ってしまいます。インナーローでディレイラーがスポークに当るようになってきたのでここで調整しておきました。

 

この辺りでは主催の井出さんと付かず離れずでご一緒しておりましたが、

バタバタしていなくてスマートな走りですね・・・。

 

 

13時37分。松崎までは那珂川ぞいに走ります。

 

 

ちょっと口の中が乾いてきたので、近くの酒屋さんで小休止。500mlペットのミネラルウォーターがないか聞いたところ、わざわざ奥まで探していただきました。

 

この際開き直ってアイスクリーム休憩にしましたが、ここでまた10分ちかく時間が・・・CPで帳尻を合せるより仕方ありません(涙

 

 

松崎を過ぎ、R136号で西伊豆の海岸線を北上。

 

東伊豆とは対照的に、猛々しい雰囲気です。

 

 

勾配だけでも大変なのに、

体ごと吹き飛ばされそうな風が渦巻いています。

 

写真ではわかりませんが(汗

 

 

14時40分、第3CPの

セブンイレブン宇久須店に到着。

 

あとは来た道を折り返すだけです!

 

 

ちなみに奥の自転車もシラスなのですが、ハンドルをドロップにして23cのタイヤを履かせた他はフルノーマルのようでした。ポイントを押えたカスタムで、とっても参考になりましたヨ。

 

あなじてで話題のBENTO BOX&パワーバーの組み合わせで補給もそつなくされていたようです。

 

アップダウンの遅さを平地で取り返す私のスタイルの場合、補給で停車していてはロスが大きすぎますので、次回は私も何か考えてこようと思います。タイムアウトが怖いですから・・・(涙

 

 

分りにくいかも知れませんが、

西伊豆の荒浪です。

 

時間を気にしだしたので、

「ここ」という所で撮れなくなってきました・・・。

 

 

バサラ峠に向う途中で、

町営の足湯温泉を発見!

 

いくらブルベでも、

これを逃しては「放浪記」の名折れです。

 

 

足用のタライに水をとって、

ばい煙でススケた顔を温泉で洗います。

 

これが気持ちいいのなんの!

 

 

いつかもっとのんびり来てみたい、

とっておきのルートですね・・・。

 

 

ひとっ風呂あびて自転車にもどったあたりで井出さんたちに遭遇。「いい湯でした〜」と言ったら妙な顔をされてしまいました。当たり前か(汗

 

温泉パワーでどうにかバサラ峠をこえ、こりずに道に迷いながらも再び下田のコンビニに到着(188km地点/17時7分)。タイムアウトの危険を感じたので、デジカメはリュックに封印して先を急ぎました。

 


 

今回のブルベでは、新しく導入した5WのLEDライトの性能を試すのがひとつのノルマでした。

 

夜間だというのにわざわざ単独行をしたがる私を不審がる方もおられましたが・・・漆黒の闇の中のナイトランというのも、実はオツなものなのです。

 

遠くの山肌を這い登る街灯りや月光に照らされた海といった光景はそれ自体でとっても感動的なものですし、時折遭遇する自動車のヘッドライトですらどこか切なくて好ましいもの。

 

な〜んて言っても分ってもらえそうにありませんが・・・伴走してくださろうとしたスタッフの方には申しわけなかったと反省しております(汗

 


 

CP4の宇佐美ファミリーマートには21時13分に到着。ここまで来てハンガーノックも嫌なので、あちこちで水分を補給しながらゴールを目指しましたが、あとはアップダウンも余りないので安心です。

 

真鶴道路ではスタッフの方&もう一人の方と一緒に走りましたが、料金所から先はふたたび一人ぼっちでとぼとぼと小田原に向います。

 

小田原からはR1号をへて、途中の高校前で左折してゴール地点のぐみの木公園に向いました。ちょっと登り勾配なので、20km/h程度しかスピードが出ませんでしたが(笑

 


 

ゴール付近の交差点にスタッフの方が一人待機しておられ、自分が遅いばかりに迷惑をかけたかも、と反省しきりで会場に到着。やっとゴールか・・・と思ったら誰もおりません。

 

すわ、余りの遅さに見捨てられたか、としばし茫然としておりました。途中にスタッフが待機していてそれはありえないのですが(爆

 

とりあえずもう少し先まで、と思って角を曲がったところ、遠くに人影が見えたので一安心しましたが、近寄ってみると地元の若者の様子。いよいよ諦めて、肩を落としながら帰路につきました・・・

 

・・・と、公園の入口まで戻ってきてもう一度思い直し、今度は園内のジャリ道に入ってみることに。今朝はこのルートで会場についたので、これで見つからなければ諦めもつきます。

 


 

もちろん時間内なので皆さん待機しておられました。たしかに地元の若者もいたようですが、その先が会場だったのです(汗

 

ふらふら走っていたので最後にバチが当った格好ですが、5分以上ロスしたもののタイムは18h56m。どうにか大台だけは守りきりました。

 

今回は出走者が少なかったとはいえ、怪我された方(それでも完走!)を除けば最下位でしたし、ブルベに対する真剣さが多少欠けていた気もするので完走後は反省しきり。

 

次回はもう少しスマートにブルベを楽しめたら、と心に誓うのでした(汗

 

 

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