2005年9月27日

 

雨のち晴れ

皆さんこんにちは!

 

愛車「鉄下駄号」のドロップハンドル化に一ヶ月もかかってしまい、ツーリングの方もご無沙汰になっていました。

 

チョコチョコ慣らし運転をしている内にようやくポジションも出たので、思い切って初ツーリングに行ってきましたが・・・。

 

いつも通りのダメダメ記録で公開するのもお恥ずかしい結果に。ともあれツーレポのスタートです(笑

 

 

自宅を出たのは0時20分。

 

小雨のふる中、青梅市内では

歩道をのんびり徐行します。

 

 

ポジションで一番悩んだのはブレーキレバーの位置でした。抜重やブレーキングでの取りまわしがしやすいようにハンドルも芯芯400mmと狭くして、レバーはやや上目にとりつけました。

 

手を乗せるというより、下から持って振り回す感じです(汗

 

 

 

旧青梅街道から多摩川沿いを

ひたすら西へ。

 

 

雨のせいで気温も低くて、走っている内しだいに肌寒くなってきました・・・。夏用のメッシュインナー+ウインドブレイカーだけの軽装で出発したので、先行き不安な出足です。

 

二俣尾駅前のコンビニで替えシャツ・貼るカイロ・タオル等を仕入れて、しばらく雨宿りをしてから再出発。ここは駐車場も広くて落ちつくので、こんな時にはありがたいです・・・。

 

 

 

上:軍畑大橋、下:もえぎの湯前。

 

霧雨のおかげで夜景もはんなりとして

いい感じですね・・・。

 

ちなみにデジカメの感度を

一杯にあげてます(笑

 

 

 

3時50分、ようやくいつものベンチ

に到着しました。

 

 

ちっとも「いつもの」感じじゃありませんが・・・ほんとはココらでお弁当と行きたいところですが、古里のコンビニで飲むヨーと中華まんを食べたっきりで、食料を忘れてきちゃいました。

 

夜霧の奥多摩湖は怖いというより神秘的な感じがして、なんかちょっと切なくなってきます。

 

 

 

上:蜂谷橋、下:深山橋手前。

 

結構夜景が良く撮れたんで、

いっぱい貼っちゃってます(汗

 

 

5時11分、丹波山村は

のめこいの湯前。

 

とりあえずココで夜明けを

待つことにします!

 

 

ドロップハンドル化をして登坂が相当楽になった気がしていたので、自宅からここまでフロントセンターで通してしまいました。途中12%ぐらいの勾配もあって、いつもはインナーローで走ることにしていたのですが(涙

 

初ビンディングで雨のヤビツに出かけた「あの日」と同じパターンに入ってしまったみたいです。この時はまだ余裕のつもりでしたが・・・。

 

 

 

渓谷沿いの道を

気持ちのいいペースで進みます!

 

下は最近まで通行止め

だった崩落現場。

 

 

5時25分に温泉前を出発し、一之瀬高原入口手前の崩落現場に着いたのが6時5分。丹波山村で青息吐息だった前回は1時間44分で峠についたのですが・・・

 

自分の感じだとその時よりは速いつもりだったのですが、今見るとやっぱり遅れてますね(汗

 

 

 

ずっと撮影できなかった

藤尾の集落です。

 

慣れてきたので峠でも

乗ったままの撮影が可能になりました(笑

 

 

・・・と、標高1100m強の一之瀬高原の出口についた辺りで突然エンスト(6時33分)。あとはもう全然ダメになっちゃいました。

 

途中で親切にも湧き水がしつらえてあったので一服し、先も長いのであとは無理せず行くことにしました。何か食べ物があったら、ちょっとつまんでおきたい所なのですが・・・。

 

 

ここは通さんワンぞ!!

 

…って、いよいよダウン。

 

あとちょっとで峠なのですが、

曇り空をみながらひと休み。

 

 

なぜか?眠気もやってきて、ついついウトウト。この天気じゃ塩山でリタイヤかな〜と思っていたら、いつの間にか晴れ間が見えてきます(笑

 

天気図だと高気圧のど真ん中の筈なので、運がよければ晴れるカモと思って出発したのですが、どうやら図星だったようです。

 

 

7時58分、ようやく柳沢峠に到着。

 

これじゃ深夜に出てきた

意味がありません(汗

 

 

峠には茶店があって、開店時間前でも自販機3台?を利用することができます。とりあえず裏手のトイレに行ってから、小鳥を肴に一人チビチビやっておりました・・・。

 

とっくに雨は止んでいたのですが、上りの汗も手伝ってか濡れ鼠のままだったのでダウンヒルはちょっとな〜としばし逡巡。

 

突然乗り付けてきた車からオバサンが二人やってきて、「相席いい?」と言ってきます。どうやらお弁当のようだったので、知らず知らずに「おにぎりあります?」と訊いてしまいました(汗

 

 

運良く絶世の美女のご相伴に

あずかることに。

 

正直これで生き返りました!

 

 

 

まるでミニチュア細工のような

五郎田の集落。

 

稲刈り後でしょうか?

 

 

何でも引っ越す前は近所に住んでいたとかで、散々おしゃべりに興じたあとで別れを告げます。通いなれた道を延々下って、気がつけば塩山市街に到着してました。

 

正直かなり消耗していたので「どうしよっかな?」とは思ったものの、折角来たので大弛峠に挑戦することに。途中のコンビニで顔を洗って物資を調達しておきます・・・。

 

 

 

いつの間にか真夏のような

カンカン照りに。

 

あっという間に衣類も乾いて、

ちょっとヒリヒリします・・・。

 

 

まだお昼前ですし、この天気なら大丈夫!と、走り始めてみると上空の雲行きがいささか怪しげです(汗

 

途中の温泉施設「はなかげの湯」でお昼+休憩にしようか迷いましたが、結局ふりきって峠にのぼり始めました・・・。

 

 

ここが「はなかげの湯」。

 

休んでおけば良かったような、

急いでよかったような・・・(謎

 

 

11時15分、「窪平」信号です。

 

黄色い看板に従って、

一路クリスタルライン方面へ・・・。

 

 

大した勾配じゃないのですが、

いまは7km/hが精一杯(涙

 

 

窪平(460m)から大弛峠(2360m)まではざっと1900m・29kmの登りです。実標高差があるのでかなりキツいのは覚悟していましたが・・・。

 

マラソン練習中の中学生にからかわれたりもしましたが、我慢あるのみ。ここで見栄を張っていたらとても上までもちません(涙

 

 

 

直登がつづいて辛いはずなのですが・・・。

 

あたりの雰囲気にも助けられて、

何故かのんびりできました(笑

 

 

標高930mの杣口林道入口には12時13分に到着。遅いなりにもここまでは順調といった所です。

 

10分ほど休憩してとにかく中間地点の「金峰牧場」をめざしました・・・。

 

 

 

何といいますか・・・。

 

峠も二本目となると言い訳が

きくので気楽です(爆

 

 

牧場(跡)の手前には一度ピークがあって、そこから噂に聞く牧場前の激坂を見ることができます。ちょっとでも楽をしようと下りで目一杯加速しましたが、あっという間に5km/h台に!

 

牧場といっても牛も羊も見当たらないな〜と不思議でしたが、あとで大弛小屋で聞いた話だと牧場そのものはすでに廃業しているそうです。

 

民宿金峰山荘前の自販機で100%ジュースを2本のみほして、15%はあろうかという激坂をエッチラ登っていよいよ後半戦・・・。

 

 

13時53分、あれが金峰牧場だ

(標高1490mほどのピークから)。

 

 

それにしても出足の晴天はどこへやら、山頂方面は一面の雲に覆われています。もっともどす黒い感じはないので、土砂ぶりの危険はなさそうですが・・・普通のライトだったら引き返すところです(汗

 

この辺りの雰囲気って、ふもとよりむしろ山向うの川上村に近い気がするのですが、なんでだろ?

 

 

14時06分。

 

激坂を登りきっていよいよ

川上牧丘林道のゲートに到着。

 

あと14kmですか・・・Zzz。

 

 

西沢方面(→)

大弛方面(←)

 

14時39分、標高1700m弱です(汗

 

 

分岐から4kmほどはずいぶんと楽なコースになったので、いままで苦労してきたぶん、ここから峠まではごほうびなのかな〜と夢見ていましたが・・・。

 

標高1800mから峠まではふたたび推定勾配8%に。ふもとで仕込んできた食料&水をちびちびやりながら登っていきましたが、とうとう1kmはしる毎に5分休憩をくりかえす始末。

 

最後はあと1kmのところで大休止というヘタレっぷりを見せ、峠についたのは17時20分。ふもとから数えると6時間ですか・・・また来ます(汗

 

 

 

上:雲の切れ間で日向ぼっこ。

下:そろそろヤバいかも・・・。

 

 

正直景色についてはあきらめていたのですが、幸運なことに標高2000m付近からちらほらと青空が現れ始めました。

 

分厚い雲とのコントラストがド迫力なので、なまじの快晴よりもよっぽど感動的。雲の向うから金峰山らしき岩肌があらわれた時にはラピュタかと思っちゃいましたよ(汗

 

 

 

上:やっぱり記念撮影。

下:山小屋の中です・・・。

 

 

大弛峠の看板って文字部分がリフレクターになってるみたいです。やっぱり濃霧で昼間でもみにくいのかも知れませんが、峠の一字がないのは意味的なこだわりですかね・・・。

 

写真に写っているおじさんとしばらく雑談をしたのち、少し奥にある山小屋へ。とりあえず腹ごしらえもしたかったのと、ネーム入りのおみやげも欲しかったので・・・ちょっとミーハーですけど(笑

 

ついつい自転車談義で意気投合をしてしまい、気がつけば外は夜。5WLEDがあるので濃霧でも何の問題もないのですが、電池がたりるかちょっと心配に。

 

すっかり安心したシカがわさわさ逃げ惑うなか、丁寧にラインを追跡しながらのんびり金峰牧場(跡)までダウンヒル。これがこなせればドロップハンドルもOKかな、と変な感慨にひたっていました。

 

 

19時09分、ようやく塩山市街

が見えてきました(涙

 

 

牧場から先は普通のナイトランなので、あとは心配いりません。シカの代わりに自動車とちらほらすれ違うようになったので、違う意味で注意が必要でしたけど(汗

 

なんか真夜中みたいな雰囲気でしたが、下まで降りてみればまだ宵の口です。温泉もまだ開いているのでどうしようか迷いましたが、今度は終電がこわいので先をいそぐことにしました。

 

 

20時09分、塩山駅前で

輪行仕度。

 

ドロハンだとちょっと詰めにくいかも・・・。

 

 

券売機のトラブルで時間をくったものの、9時11分発の電車にのりこみ高尾まで。11時前には組み立ても済んで、あとはのんびり八王子へ。

 

R16手前の吉野家で遅い夕食をたいらげたあとは、前回同様に多摩大橋から玉川上水駅前をへて帰宅しました。

 

 

0時30分、東大和市内。

 

もうじき我が家が待ってます・・・。

 

 

夜景ではじまり夜景で終る今回のツーリング、「走り」としてはズブズブでしたが、色々楽しい体験もできたのでまずは大成功。

 

あれこれ課題も見つかったので、次回は工夫してみたく思います(汗

 

 

 

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