2005年12月25日
凍り豆腐 |
皆さんこんにちは〜♪
このところの寒波襲来ですっかり縮み上がってしまい、ツーリングどころか犬の散歩に行くのもひと苦労の鉄下駄です。
とはいえ前回のレポートからすでに一ヶ月以上もたってしまい、体調的にもギリギリの状態になっちゃったので思い切って出かけてきました。
このごろ閑古鳥の鳴いている掲示板にカキコをしてから(皆さんコメントおねがいします)、気合で5時には起床いたしましたが・・・。
余りの寒さにあれこれ悩んでいる内に時刻ははや6時30分。さすがに外も明るくなってきたのでボツボツやる気がわいてきました(笑
上:ワシはまだ眠いワンよ・・・。 下:青梅街道の屈曲点、「奈良橋S」。
いつもは深夜に通過しちゃうので、自宅付近の写真はあんまり撮っていなかったのですが・・・改めてみるとこの辺りって十分旅情を楽しめるいい風情の街並なんですね(汗
まだまだ寒さが身にしみましたが、思わずあちこち停車して撮影しまくってしまいました。気がつけばデジカメの電池が早くも赤ランプに・・・。
上:「大曲り」Sから夜明け方向。 下:彼方には早くも山並みが(笑
出かけにどうしても冬用グローブが見つからなかったので、お散歩用の手袋で代用しての道中に。先日購入したニーウォーマーは走ってみると程よい暖かさでいがいと好印象です(汗
食事をとっていなかったのと、犬が騒がないよう空気圧を上げてこなかったので準備も万全とは行きませんが・・・今回はどうせ遠出もしませんし。
瑞穂町内のひなびた鐘楼。
時計台の前で記念撮影(笑
前回の赤城山ツーリングでも思ったことなのですが、日が昇って1〜2時間の風景って何かと心の琴線をくすぐってきちゃいます。
ずいぶんブランクがあったので、この辺りでは自転車に乗っていて少し違和感もあったのですが・・・一日がかりで年末のサビ落しのつもりで先をいそぎました。
言い忘れていましたが、今日の目的は私のツーリングの原点でもある奥武蔵への再訪です。といってもこれまで何度も来ているわけですが(汗
ふと振り向くと雲間の朝日が 目に眩しかったり・・・。
あと少しで笹仁田峠といった辺り。
いつもの通り、箱根ヶ崎をすぎた辺りで青梅街道から岩倉街道へと入ります。ここから先は交通量も減ってくるので気分も爽快に(笑
圏央道と交差するところにある24時間営業のレストラン、いっつも寄ってみたいと思っていたのですが・・・。
とにかく距離を稼ぎたいばっかりで一度も行ったことがありません。寝坊で時間が足りなかったので、かくいう今日も素通りです。
上:笹仁田峠をこえて、無事岩倉温泉郷へ。 下:橋のたもとからふと見下ろすと・・・。
大概予想はしていたものの、常に流れているはずの川の水まで凍っちゃってます。この時点で正直青梅周りで帰ろうかとまで思いました(汗
とはいえサイトも運営してますし、いくらいい加減とはいえテーマまで崩してしまってはいけません。今までもやせ我慢のしっぱなしだったかも。
ゴルフ場のある辺りの坂をこえ、 一路山王峠を目指します。
笹仁田峠の手前のローソン、以前はなかったような気もするのですが・・・とにかく24Hのコンビニはそこが最後なので、そこから先はいつも無補給地帯。
今回は寝坊のおかげで街道筋に個人商店系のコンビニも開いていたので、ずいぶんと気楽な道行きでした(笑
山王峠は私のツーリング生活にとってとても重要な場所なので、原点回帰の意味でもそろそろちゃんと再訪する時期です。
峠手前の集落のようす。
最初の頃きた思い出が甦ります・・・。
上の写真をよく見てみると、右手の小屋の前に犬小屋があるのが分ります。ちょっとカワイイ奴だったので、しばらく会話?をしておりました。
今になって改めて地図を見てみると、ここって近くにゴルフ場がたくさんある一帯なんですね。場所によっては道路から100m先はもう敷地内みたいです。
以前からゴルフは趣味だったので、フェンス越しの山並みを眺める機会も多かったのですが・・・よーく考えると、すぐそばにある「東都飯能」ってまえに来たことありますね(汗
上:峠の手前でひと休み。 下:日中に来るのは久しぶり(汗
この辺りからようやく石仏みたいなものもちらほら見られるようになってきて、それまでの街中のフォーマットとは随分違った集落の印象になってきます。
はじめてここに来たときに、峠の途中で道端にタヌキのなきがらを見つけた話は何度かいたしましたが・・・先をいそぐか、供養してあげるか二つに一つの選択でした。
その時は異界の入口でスフィンクスならぬ山の神様に謎かけをされた気分でおりましたが、結局私は後者をえらんで今にいたっております(涙
上:倉掛峠へのアプローチ 下:溝付き舗装の倉掛峠
いつものように峠むこうの自販機まえで小休止をしてから、まっすぐ名栗へは向わずに北の原市場方面へ。
次の目的地は奥武蔵では有名な「子の権現」にお参りすること。そこから天目指峠をへて名栗から山伏峠経由で秩父をめざします・・・。
山王峠を上った感じだとやっぱり調子はいまいちでしたが、さすがにドロップ化がきいたのか倉掛峠の激坂はどうにかなりました(汗
道標に従っていくつか分岐をこえ、 一路子の権現へと向います・・・。
この辺りは特に飾りけがある訳じゃありませんが、随分いい雰囲気の集落が続いています。子の権現へ向うには激坂を越えないといけないらしいので、これまで逃げ回っていたんですけど。
実は自転車にハマる以前は一時ハイキングを齧っていた時期があって、吾野から子の権現までヒイコラいいながら登ってきたことがあります。
平地でのウォーキングにも飽きてきたので、そろそろ山登りを・・・といった安直な発想でしたが、権現付近まで車道が通っていてズッコけた記憶があります(笑
上:峠へ向う途中の風景 下:こんな所にも水場がありました。
時刻もそろそろ9時をまわってきて、さすがに陽気もぽかぽかしてきた筈なのですが・・・地面そのものが固く凍ってしまっているので、景色もどこか寒々としています。
様子のいい古刹なんかもあったりしたので、この辺りではまったりと古典的なサイクリングを楽しむことができた感じです(笑
峠道では勾配もきつくなってきて、景色の良さにも助けられてどうにか粘ったものの・・・結局途中の路肩でひと休みすることに。
残り300mから先の激坂については、正直どうしようもない勾配だったので押して上がっちゃいました。まぁ着けば一緒です・・・。
上:子の権現に向う橋のたもとから。 下:境内の様子です・・・。
足腰の神様ということなので、まずはご本尊にお参りしてからしばらく境内でのんびり過しました。天台宗の古刹ってことなので、随分古い由緒があるみたいですね(汗
有名な鉄ワラジやでっかい夫婦下駄なんかを見物したあと、時刻も10時を廻っていたので家族へのおみやげに御守りを買って下山することにいたしました。
ひょっとして鉄下駄の御守りもあるかな〜とか期待していたのですが、さすがにそれは見当たりませんでした。
上:鳥居の手前にはお茶屋さんも。 下:少し下った辺りで展望が開けました・・・。
しばらく様子のいい下り道を楽しんだあと、天目指峠へ向う県道との分岐に到着。以前来たときは写真をとり忘れちゃったんですが、雰囲気のいい集落だったのでもう一度この辺りへ来たかった次第です(汗
今回は途中からだったので前回ほどの印象はありませんでしたが、それでも見覚えのある公衆トイレを見つけた時は少しうれしかったです。
上:南川の集落の様子。 下:峠を越えてひと休み・・・。
天目指峠は勾配もおだやかで上りやすかったのですが、朝メシ抜きでさすがにお腹がすいてきたので、峠の手前ふた曲がり地点でしばらく休憩してカロリーメイトをパクつきました(笑
何となく気配がすると思ったら峠にローディの方が2人休んでいたので、軽く挨拶してから長居はせずに名栗方面へと下っていきます。
色々寄り道しちゃいましたが、 何はともあれ名栗入りです(笑
上の写真を撮ったあたりは「穴沢」という集落らしいのですが、たまたまタイミングが良かったのか随分ほんわかした風情が味わえました。
道端の枯葉を掃除しているばば様や庭先で床屋をしている奥さんなんかを見ていると、まるで生まれる前のことを思い出しているようです(涙
上:以前紹介した権現の水です。 下:山伏峠手前の酒屋さんに到着(汗
気ままな道中といっても、今回この山伏峠だけはきちんと上っておく予定でもあったので、酒屋さんでカップラーメンを作ってもらってお食事タイム。店先のベンチでのんびり出来上がりを待っておりましたが・・・。
日曜日という事もあり、わずかの時間の間でも自転車で峠へ向うひとたちをちらほら見かけて感心しました。
軽〜く挨拶なんかしながら、ぼんやり景色をながめていると何かちょっとほのぼのとした気分になってまいります(笑
店先からのちょっとした眺め。
何気に「ほっとスポット」認定です!
・・・と、なにやら呼び止める声がするので振り向くと、自動車の窓から初老の紳士が道をたずねている様子。
「さわらびの湯」はまだこの先か、と言われるので名栗湖畔までもどって少し上ったところと教えて差し上げました。
ついでにあれこれ世間話をして別れたのですが、気がついたらカップラーメンが危うくふやける寸前に(汗
慌ててかき込んで事なきを得ましたが、さっきの紳士がなにやら三脚をだして道の向こうをうろうろしはじめました・・・。
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