2006年3月20日
春いちばん |
しばらくご無沙汰しておりましたが、ようやく季節も春めいてきてツーリング日よりになってきました。みなさん、明けましておめでとうございます?
一時は引退も考えていましたが、愛着のあるサイトなのでやっぱり自分らしく続けることにいたしました。
3ヶ月ぶりなので正直きちんと走れるかどうか不安でしたが・・・まー、どっちに転んでも楽しく走れればそれで十分なわけですし。
やっぱり最初は奥多摩湖畔の「いつものベンチ」に行くのが一番、ということでお久しぶりのスタートでございます(笑
しんみりとした夜明け前の青梅街道・・・。
春いちばん、といってもホントのは6日にもう吹いちゃっているみたいです。春だと思っていたら数日前に小雪がパラついてきた時には仰天しちゃいましたけど・・・。
日中は呑気なぽかぽか陽気だったのですが、出足からいつになく風が強くて大変だったので私が勝手に認定させていただきました(汗
ふと振り向けばにわかに 夜が明けてきました・・・。
今朝の出発は4時すぎです。あんまり遅いと慌しい市街地を抜けないといけない反面、奥多摩湖につくのが早すぎてしまっても寂しいですし。
↑の写真で5時11分なのですが、夜明け前でもこのころからは辺りも明るくなってきてちょっと嬉しくなってきます(日の出は5時46分)。
バイパス道をわけて旧青梅街道の古い市街へと入っていくと、ようやくぽつぽつツーリング気分になってまいりました。
交番前の分岐点(秋川街道始点)。
ちょっとした町のすきまから遠くの街並みが見えたりすると、なんだか少しセンチになってしまいます・・・「ここから→」の看板がまた何ともいえない風情だったり。
「しあわせ探し」をテーマにやってきたこのサイト、何だか一通りやり切っちゃった感があって気が抜けてしまっていたのですが・・・。
まーいいや、という事でようやく立ち直ることができた次第。ワンパターンに思われる方がいたとしたら、それはきっと気のせいです(笑
青梅駅前の街路です・・・。
街道からちょっと奥まったところに駅があるので、いつもは「ふ〜ん」位で通りすぎていたのですが・・・今日はすこし寄り道してみました。
あれやこれやと色々風情を楽しみながら、目当ては駅前にある「オリジン弁当」だったりします(24H)。
すぐそばにコンビニもあるので色々そろえられるのですが、やっぱりここは手作りのおにぎりがいいかな〜なんて具合(涙
5時37分、ちびちびと先をめざします(汗
この辺りまでくると空気もきれいで気持ちもいいですし、ちょうど朝日も姿をみせてきてあんまり寂しくもありません。
今回は途中のコンビニ休憩はスルーして、道沿いの梅の木なんかを鑑賞しながら大名旅行のきぶんです。
JR川井駅付近。これがホントの昼行灯!
夜が明けたとはいえ、山あいはまだほんのりと薄暗い感じです。どことなく早めにでかけた縁日の盆踊りといった雰囲気です・・・。
アップダウンの中かなり向かい風がきつくて辟易いたしましたが、何故かいぜんよりもペースがいいような気がします。
今までの例からすると、だいたいこのケースではあとで悲惨な状況になってきたわけですが(汗
トンネル脇の側道から白丸ダムへ。
街道ぞいがせわしないだけに脇道で「ほっと」したくなる訳ですが・・・トイレもあって景色もいいので、ついついゆっくりしちゃいます。
ダムに付設された魚道の案内板なんかを見ながら、オリジン弁当で買ってきたお茶をぼつぼついただきます・・・。
あったかいお茶を一緒にかうとおにぎりが冷えなくていいな、とかボケっと考えていましたが、来月あたりにはもう関係ないかも知れません(笑
奥多摩駅前をへて、いよいよ いとしのスポットへ・・・。
湖畔へつづくルートはそれなりに勾配もあったりするので、なまった足でヒイコラいったらどうしよう、と何気に不安だったりします。
ちょっと遅いくらいで案外あっさり大麦代トンネルまで到着したので「よかった平気だ」などと胸をなでおろしておりましたが(汗
引き足がどうのと調子にのっていたので、気分とはうらはらにモモが早くも張っております。
またまたこのアングルで失礼、 いつものベンチでございます(笑
景色をひとり占めしたくないからわがままにやっている、と主張しているこのサイト、この場所のこのアングルだけは譲れないものがあります。
そんなモンだれもいらん、と言われればまったくその通りの話なのですが・・・ちなみにサドルはフライトGELに交換しました。
前のSLR・GELフローは長距離でのオシリの痛み対策で、おかげでSRをとれたので感謝しております・・・。
新しいサドルがまだ馴染んでいないので、微妙に股間がつらい感じもあったりします。
トイレでひと息ついた帰り道。
いつもながらのこの場所ですが、朝方にくるとダム越しの日差しがなかなかオツなので決してあきることがありません。
ゆいいつの問題は外に自販機がないことなんですが・・・そういえば水と緑のふれあい館、現在外装工事中のもようです(汗
ここぞとばかりに買っておいたオリジンおにぎりをテーブルにならべ、よりどりみどりの贅沢三昧の朝食タイム。
湖面をわたる風がちょっと肌寒くて、セーターを着替えていそいそ出発することになったのですが・・・。
「鶴の湯温泉」入口の自販機スポット。
ダムからだと裏になるので意外と 見つからなかったり(汗
この辺りはけっこう色んな食堂とかもあり、自転車だったら駐車の手間もないので楽しい趣味になりそうです。
早朝だと開いていないのでいまだに立寄ったことがないのですが、数馬がわから風張峠のルートだといいかも知れません(汗
そうだ、よってけワン!!
どこかから赤いマフラーにセクシーボディのかんばん娘のワンコがやってきて思わずビックリしちゃいました。
なかなかいかしたセンスだと思うので、今度来たときには立寄ってみたいとおもっております。
何気に咲いた黄色い花、 名前はなんだか分りません(汗
トンネルをくぐると訳もなく ドキドキしてきます・・・。
あちこちツーリングしているわりに、植物のこととかあんまり分っていないので少し恥しかったり。ガイドブックも買ったので、携帯してみるのも一興だと思っています。
上の写真は何となく「ダンコウバイ」っぽいのですが・・・道端の雑草だとか、山の中のワケのわからない昆虫なんかも見ているだけじゃもったいないですよね(笑
ちなみに歴史ウンチクだけは個人的な事情で一切封印しています・・・。
深山橋をへて、一路小菅村へと 向います・・・。
↑の写真のコンクリ壁に、ちょっと笑えるラクガキを見つけておもわず停車。やっぱこの辺をネタにしないと受けないのかな〜とか思いました。
丹波山方面にくらべて賑わいは少ない雰囲気ですが、その分ほんのりとしてどことなく「ほっと」いたします。
口元からしてイワナの看板でしょうか。
きょう初めて見る残雪です・・・。
この辺りで標高650mくらいだと思うので、もう奥武蔵なんかはどこでも気軽に走れるかな〜とか思ってみました。
この写真もそうかと思いますが、山陰なんかだと思いのほかに気温が低かったりすることもあるので安心はできないかも知れませんが・・・。
来月あたりには柳沢峠にもいけたらいいなとは思うものの、その前に少し修行してヤセないとだめかも知れません(笑
枯れ枝の具合がちょっといい感じ。
春一番とはいってもまだまだ枯れ木が目立っていて、いまいち絵面的にどうかな〜とも思いましたが、見ようによってはこれが中々オツな景色でございます。
あんまりアートっぽくしちゃうと空気感が消えちゃうので難なのですが・・・これは結構おきにいりだったので載せちゃいました(笑
てなこと言っている間に 小菅村に到着しました・・・。
子供のころは釣りキチ三平が愛読書だったので、管理釣り場で日がな一日イワナつり、なんてのもいいかな〜なんて思いつつ。
ザックに竿を放り込んで自転車「釣ーリング」って、ちょっとワクワクいたしますが・・・その場で食べるかクール便じゃないと臭くなりそうです(笑
上:苔むしたレリーフ 下:かなり様子のいい石仏です
レリーフは他にもあれこれあったのですが、気になる方はぜひご自分でいらしてくださいませ・・・川沿いで湿気があるからなのか、苔のぐあいが何ともいえずお茶目です。
石仏というと大菩薩の雲峰寺を思い出します。なかなか可愛らしい意匠のものも多いので興味津々なのですが、これにハマりだしたら底なし沼になりそうで・・・どなたかお好きな方にパスします(笑
R139号ぞいに小菅の湯へ。
ここまでは曲がりなりにも問題なく来れたのですが、ここから先は鶴峠・和田峠をへて帰宅予定。
鶴峠(880m程)は標高差もないので平気かな〜と思っていましたが、どこかで松姫峠よりキツいという話もきいていたので嫌な予感(汗
まずはひとっ風呂あびて、溜まった乳酸とおさらばポイすることにいたします・・・。
併設の物産館まえでひと休み。
とりあえず自販機で一服、といつもの調子で寄り道中です。トイレもきれいで良かったのですが、まだ9時すぎなので温泉は開いておりません(汗
近所で木工細工をしているという方が掃除をされていたので少しおしゃべりしながらジュースのおかわり。
10分ほど休憩しましたが結局待ちきれないで温泉はパスしてしまいました・・・。
K18、鶴峠方面(奥)への分岐点。
温泉を出てまもなくしてワンコの散歩をしている方としばらく談笑。なんでも交通事故でワンコが足を悪くされたそうなのですが・・・。
私の犬バカぶりにあきれてしまったのか、どうにか撮影OKとの事でした。あれやこれやと身の上話をしていよいよ峠へ向います(笑
松姫峠との分岐では近所のオババさまに道を確認してひと安心。どういう訳かここから下りがつづいてイヤーな予感です。
こんな所もうイヤ・・・。
スリップ注意=勾配ありなので、多少はわかっていただきたく思うのですが、ここへきて最近の運動不足を痛感するはめになりました。
積載オーバーとペース配分、とりわけ温泉でくたびれたまま出発したことが悔やまれてなりません・・・。
場所によっては15%程はある坂がつづいて一も二もなく休憩をくりかえします。ここまで順調だっただけにちょっとショックかも(涙
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