2007年6月13日
そっと奥多摩3 |
みなさんこんにちは!!
前々回・前回とちょっと丹沢方面に足が向いてきていますので、これも何かの徴かな〜なんて思って今回も微妙にそちら方向へ。
出発が相変わらずの11時30分だったので、そもそもそんなに大した遠出もできないのですが・・・これ位がツーレポも書きやすいですし。
混雑で出足はげんなり。
時間帯やルートをちょっとづつ変えながら、同じエリアでも二度三度と色々な場面を作ってみたいな〜なんてのも寝坊の理由なのですが。
体育会系の人たちにはこういのって中々通じにくいので、また「言い訳するな」とか絵に描いたような言い訳をされてしまいそう・・・というのが私の言い訳なのですが(笑
かぶと虫通りを南下中。
再三再四ここでも言っているように、青梅街道の混雑の中を走るくらいなら庭先でブートキャンプでもやっていた方がずっとまし。
あざとく裏手の路地をのんびり渡っていつものように「かぶと虫通り」にさしかかったのですが、今回はこれをこのまま進んでいくことに。
古いY字路をまたぎます。
ひとつ上の写真は青梅街道を横切るところで、ここを通るんなら裏道経由の意味がない、みたいな話なのですが・・・。
何はともあれここからさらに新青梅街道を通過して、外界の喧騒をよそにひたすらまっすぐ横田基地方面へと遊歩道は進んでいきます。
瑞穂町の辺りでどんづまり。
途中で遊歩道をまたいだまた新しい分譲住宅地を通過して「へえ」なんて思ったりしましたが、すぐ脇に学習塾もできていて用意周到な。
この辺りから俄かに現れたしつこいクルマ止めに辟易しながらぼちぼち進んでいくと、次第にあたりの見晴らしがよくなってきました。
畑の向うは横田基地。
この「かぶと虫通り」は羽村の取水堰(まだ行ったことはないですけど)から多摩湖までつづく水路の上を通っているという話です。
どんづまりの先へと続く路地の向うにちらっと横田基地のフェンスが見えたので、つらつら進んでいたら畑の中に入ってしまいました・・・。
これぞ大いなる断絶(笑
こりゃまずいと思ってあたりに道を探しましたが、フェンス沿いの道は行き止まりになっているようで後はごらんの有様です。
仕方なしに畑の中のでこぼこ道を農家の人にペコペコしながら、ちゃっかり基地の様子もついでに懐かしく眺めさせていただきました。
拝島方面へと向います。
以前うちの母が英会話を習っていた関係で、別に外から眺めなくても中には何度となく入ったこともあるんですが・・・。
いっぺん縁が切れちゃうと何気にフェンス一枚が遠くの世界だよな〜なんて、のんきに感慨にふけったりしつつようやく畑から抜け出したり。
西武拝島線が通過中・・・。
ここまでで意外と時間も食ってしまったので、しばらくはおとなしく距離を稼がないと予定のルートがこなせなくなってしまいます(笑
見慣れた基地のゲートを横目にみながら、五日市街道を右折して拝島駅方面へといったん出ることにいたしました。
駅前を過ぎて曲り角。
2つ上の写真のゲームセンター、「GAME」の文字がちょっとケバいよな〜なんて思っていたらすぐわきのフェンスの向うは基地の中。
あんまり何気なのでこれまで見過ごしていましたが、ちゃんと「WARNING」の表示もあったりして何だか奇妙な気分になってきました・・・。
国道わきの釣り具店。
奥多摩方面からの帰り道で幾度となく通っているR16の陸橋わき。釣り具屋さんがあるのは知っていましたが、まじまじ見ると面白いかも。
子供の頃はいとこに連れられて何気に釣り少年だったので、「がまかつ」とかいう単語をきいただけで胸にアツいものがこみあげます(笑
路地裏をひとめぐりした後で。
今日のめあては前回日没まぎわであまりまったりできなかった盆堀林道から入山峠のルートをもう一度確認することと、その先の醍醐林道から和田峠へいちど抜けてみようといったところ。
そのためには拝島から五日市までとりあえず行かなければならないのですが、街道ぞいはいかにも単調なので往路には辛すぎます・・・。
多摩川CRに出くわしました。
そんなわけでちょっとでも路地裏で街並み見物ができるルートはないかな、とうろうろしてみた次第なのですが・・・。
何でもない曲り角の右手に気になるスロープを発見して、つらっと下っていったら見覚えのある多摩川CRにまで降りていました。
彼方に広がる田園風景。
この辺りは以前に一度通ったことがあったのですぐにどこだか分りましたが、初めてだったら何気に感動してしまったかもしれません(笑
すぐに街道に出てしまったので本当の余談で寸法が足りないかと思うのですが、だいたいいつもこんな事が2つ3つはあるわけで・・・。
東山魁夷の『道』みたい・・・。
いきなり草ボーボーの地道の写真になってしまって脈絡がつながっていないのですが、いつの間にか車輪は秋川ぞいを走っています。
わき道の田園風景にさそわれて、とにもかくにもちょっと寄り道を・・・と思っていたら、今度は秋川の河川敷へと下る階段に出くわした次第。
アユ釣り人で大賑わい。
多摩川ぞいがサイクリング用の道路なら、こちらはのんびりポタリングに合っているかな〜といった雰囲気の細道が延々つづきます。
五日市の駅から続く街道ぞいの様子がまるで別世界といわんばかりに、広々とした草原が視界の果てまでひろがっていて好印象でした。
ここでも圏央道をくぐる事に。
だだっぴろい空間が手付かずのまま、みたいな感じなのですが、何がどうあれこれもアユ釣り人気のおかげなのかな〜なんてぼけっと。
ふと見るとコイノボリならぬアユノボリが風にはためいていて、ついつい面白がって記念撮影なんかもしたりいたします・・・。
哀愁のコンクリブロック。
対岸を見はるかすと遠景には東京サマーランドの観覧車とジェットコースター。手前では鮎釣り人の影、そばには圏央道の構築物。
何かちょっと軽い目眩をおこしそうになってしまいましたが、これが今時のご時世なんだよな〜なんてちょっと苦笑してしまいました。
やたらと長いトンネルを・・・。
最近わたしが何気に心ひかれているのが、どういうわけか水量調整用のちいさな水門なのですが・・・。
何となく水槽のポンプを思い出してしまうというか、現代社会なんてあちこちパイプのついた金魚鉢みたいなもんだよな、なんて思ったり。
どっちへ行けばいいのやら。
ふと見ると何となく渡ってみたくなる橋があったので南岸へ。ちょっとした登りをエッチラこえて気がつくとひたすら長いトンネルの中。
ま〜ただトンネルだけドカンとそこにあっても特に感慨があるわけもないのですが・・・抜けたところでT字路があったので地図をちょっと確認。
養鶏場の前を通ります。
こういう小さな分岐って甘く見ていると知らないうちにとんでもない所に行ってしまうのですが、どうやら以前通った小峰峠の辺りです。
右折してすぐ左折のルートでどうやら軌道に乗りましたが、ちょっと岩蔵温泉のに似たノリの養鶏場の看板を見つけてひとクスリ。
なんだかんだ言ってまた秋川へ。
気がついたらいつの間にか秋川ぞいまで戻ってきていて、本日二度目のアユノボリの前でパチパチ写真をとりまくったりしていました・・・。
冷静に考えれば別にコイノボリとどこが違うってほどのこともないのですが、冷静に考えた時点でもう自分にウソをついているわけで(笑
桧原街道にひょっこり顔を。
もうこの辺りでツーリングとしてはお腹一杯というのが正直な感想だったのですが、ここで帰ってしまうとさすがに距離が物足りないかも。
いったん少し東へ戻ってコンビニでおにぎりを買ったりしつつ、おもむろに分岐を南下して前回でかけた入山峠へと向います。
しっかりしたアプローチ道。
前回は西から入ってきたところ、今度は東からなのでどこかで合流したはずなのですが、気がついたら見覚えのある峠道を走っておりました。
なんだか軽くキツネにほっぺたをつねられたような気分になりながら、とにかく林道の入口へと歩を進めた次第なのですが・・・。
小広い畑の脇の道。
前回同様きょうもちらほら釣り人の影がみえる位かな〜と思っていたら、なぜか望遠レンズを構えたカメラマンの集団にでくわしたりして。
バードウォッチングか何かかな、とかつらっと思いながらその場をあとにしましたが、私からしたら彼らが野鳥みたいなものですし・・・。
盆堀林道に入ります・・・。
ちょうど林道の入口に砕石場があって、敷地の入口の自販機があるのがちょっとありがたいかな〜と自転車をとめて一服したりも。
ここから先は渓流ぞいの気持ちのいい道がどこまでも続くので、酷暑もあまり関係ないかな、なんて呑気にかまえておりました(笑
峠の間近のつづら折れ。
途中で伐採されたスギの木が道端に積んである辺りを通過して、一区切りになる小さな橋のたもとでひとつ背伸びをしておきました・・・。
本気じゃないのでウインドブレイカーは着たままで構わないや、なんて思っていましたが、気がつけば木蔭の暗がりで一休み(笑
前回は夜景だった眺望。
もうここで峠まで何百メートルかの感じだったと思うのですが、ジリジリと焼け付いたアスファルトの脇に緑の日傘のスペースなのでたまりません。
いかにも暑そうな路面を木蔭からのんびり眺めていると、かえって涼しさが増してくるから不思議なものかと思ったりいたしました・・・。
見ているだけで日に焼けそう。
峠そのものはそっけない場所も意外と多かったりいたしますし、居心地のいい辺りでおにぎりでも食べるのが旅路としては本当だよな、とか。
何となく見えない圧力(テレパシーともいう)を感じたので仕方なく峠のあるプチ広場まで移動して、しばらくお昼寝にした次第です・・・。
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