2007年6月13日

 

そっと奥多摩3

1ページ目へ

 

 

頭の下にリュックを敷いて、気がついたら30分ほどウトウトしていたのですが・・・これ以上のんびりしていると後がつかえてしまいます。

 

昼寝のおかげで「正気レベル」も50%→90%位まで回復したので、日差しの強さもなんとやら、といった感じでようようと八王子側へ(笑

 

 

林道出口の民家です。

 

 

やたらと防火用水が多いのはゾクが煙草でもふかしていたからかな〜なんて思うと少し可笑しくなってしまいました。

 

しばらくして水道用の取水塔が目に入ってくると、あとはふもとまでちょっとといった寸法になっておりました・・・。

 

 

醍醐林道にもクルマ止め。

 

 

下までおりて醍醐林道にぶつかったところで小休止。いったん左折して酒屋さんでジュースでも仕込んでおこうかな、と一瞬思ったのですが。

 

昼寝のおかげで全然体力に余裕があったのと、何となく右のルートがすずしそうだったので構わず先へ行くことに。

 

 

稜線が見えてきました・・・。

 

 

しばらくは渓谷ぞいのどちらかというと少し肌寒い細道を気持ちよくとぼとぼ進んでいきます。まだまだ集落もあって居心地もよかったりして。

 

勾配も5%ぐらいでずっと続いていたので「このまま峠なら極楽」とか勝手に思い込んでいたところ、案の定途中からかなりの激坂状態に(笑

 

 

見慣れた御茶屋さんです。

 

 

しばらく行くと視界もひらけてきて峠まであとちょっとといったおもむきに。バイクが故障して立ち往生している人がいたりしましたが・・・。

 

少し先で白藤の木があったのでパチリと記念撮影なんぞをしつつ、しばらくまったり登っていたら見覚えのあるダート道にさしかかりました。

 

 

「村の家」で一休み。

 

 

和田峠のお茶屋さんはもう閉まっていたので、長居は無用と佐野川方面へとつらつら下っていきました。途中の展望ポイントからは富士山なんかも見られたり・・・。

 

ここの集落は峠から下っていくと山肌一面にひろがる茶畑が見物なのですが、どうやらもう茶摘みのあとのようでくすんだ色合いだったりして。

 

 

わき道から集落を展望。

 

 

ふもとの休憩施設でひと息ついて、付属の水道でさっぱりしてから隣の酒屋さんの自販機でジュースを一本飲み干しました。

 

この時点でもう時刻は夕方の6時近くになってしまっていたのですが、いま時分ならまだあと1時間30分ぐらいは辺りも明るいですし・・・。

 

 

棡原方面へと右折します。

 

 

途中にある御茶屋さんの横を通る小道から、ちょっとした気まぐれでいつもの県道ルートを下にながめてのんびり時間をつぶしてみたり。

 

結局行き止まりになってしまうようだったのであえなく下までおりてきて、三叉路から杉木立を抜けて棡原方面への分岐に出ました。

 

 

ガソリンスタンドとヤマザキパン。

 

 

分岐を右折してすぐの所の酒屋さんでちょっと補給をしておいて、ナイトランが予想されたので電池を2式仕込んでおきました。

 

これで準備万端であとは何の心配もないのですが、ゴルフ場のある裏ルートなので勾配がきついだろうな〜とはうすうす心配しておりました・・・。

 

 

手書きの道標がいかしています。

 

 

やっぱりゴルフ場があるおかげなのか、写真のGSとコンビニも立派なつくりでちょっぴりこの辺りの印象も変わってきました。

 

食事のできる場所もいくつかあったりしましたし、自販機なんかはつるべ打ちみたいにしてあちらこちらで目にすることに(笑

 

 

上野原CCのフェアウェイです。

 

 

いまさらながらに思うことなのですが、千葉のマザー牧場やら深大寺の鬼太郎茶屋じゃありませんけど、田舎のアトラクションにはこう日常のカラを破ったちぎれっぷりが必要不可欠だと思うわけで・・・。

 

してみると山村のゴルフ場なんてのも場違いさ全開でちょうどいいのかな、なんて延々つづく坂道をエッチラこぎながら考えておりました。

 

 

そうは言っても雰囲気は上々。

 

 

上野原CCの前の工場の自販機で麦茶やら何やらを仕込んで先をめざしましたが、この先もずっと補給点はあちこちにありました(笑

 

振り返ると薄暮の先に富士山がぼんやりと浮かんでいたりして、重い体を引きずって登ってくるだけの甲斐はあるよな〜なんて思ったり。

 

 

ようやくK33に合流です・・・。

 

 

しばらくするともう一軒のゴルフ場、レイク相模CCのを通過しましたが、ちょうどスタッフの車が一台ぶおっと門から出てくるところ。

 

何となく物さびしい風情がどこか粋だよな〜なんて思いつつ、ほとんど夜も更けかかった田舎道を鉄下駄号はエッチラ進みます(笑

 

 

トンネルを越えると東京都。

 

 

そうは言ってもけっこう賑やかな集落なので、冷静になって人口密度を考えてみるとウチの周りとさして違わないような気もちらほら。

 

K33から甲武トンネルの登りではもうすっかりナイトランになってしまいましたが、途中で路肩のひろい場所をみつけてオニギリなんかを食べてみたりも・・・。

 

 

奥多摩側に下っていきます。

 

 

やけにギヤが重いな〜なんて思っていたら、フロントがセンター42Tになったままだったりして後で気づいてズッコケました。

 

トンネル手前の「ケヤッキー」と惜別の挨拶をして、あとは道なりに下っていけば勝手に家までつくという寸法です。

 

 

桧原街道に合流します。

 

 

峠を下りきったところでひと息ついてあたりを見回すと、ここって秋川の上流にかかる橋になっているのを再確認したりいたしました。

 

正確にいうと南秋川っていうらしいのですが、ここから役場前までの退屈な道筋も遠くに近くに沢音を聞きながらの道中とみれば乙なもの・・・。

 

 

行きで通った「黒茶屋」前。

 

 

今日は出足でたっぷり昼間の秋川ぞいを満喫したので、そんな事をちらちら沢音に重ねながら走っているとちょっと気分もよかったり。

 

もう時刻は夜の8時過ぎだったのですが、何もない山道にこの時間でも手打ちうどん屋さんやらが営業していて少し不思議な感じでした。

 

 

日の出町を通るK165。

 

 

結局戸倉のコンビニで夕食にそうめんをいただいて、武蔵五日市の駅から少し北上をして日の出町をずっと東へ抜けるルートをとりました。

 

再三再四と言ってしまえばそれまでですが、圏央道のICができたおかげかありえない程近代的な道路に様変わりしておりました・・・。

 

 

福生駅前のマクドナルド。

 

 

24H営業のばかでかいレンタルビデオショップなんかもあったりして、一体どこへ来てしまったんだろうといった雰囲気だったりするわけで。

 

途中でリュックから最後のオニギリをとりだしてモグモグほおばったりもいたしましたが、何とも場違いなことこの上ない感じです(笑

 

 

しばらくするとこの間通ったルートに合流したので、あとは福生駅前からR16へと抜けて米軍基地のわきを北上しました。

 

夜間だったので写真はちゃんと撮れなかったのですが、行きに前を通過した東側のゲートと違ってこっちはちょっとコワモテだったりして・・・。

 

半日ツーリングなのにまた2ページになってしまいましたが、あれこれあってそこそこ満足といった体で新青梅街道から箱根ヶ崎をへていつものルートで無事に帰宅いたしました。

 

 

 

 

ツーリングの記録へ