2007年12月27日

 

柳瀬川散歩

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・・・とまあ、「乗り入れ禁止」の看板を真に受けてどこかへ駐輪しなくっちゃ、なんて思ってみたりもするのですが肝心の駐輪場が見当たりません。

 

たまたま通りがかったオバチャン(お姉さん)に尋ねたところお寺の人にわざわざ聞いてきてくれたのでちょっと恐縮してしまいました。何はともあれようやくまったりムードに戻ってしばらく境内を散策することに。

 

 

お正月前の門前の様子。

 

 

大晦日やお正月ににぎやかに参拝するのもいいものですが、ちょっと手前でふらっと様子をみてみるのもあながち捨てたものじゃないかな〜なんて。

 

お正月用なのかどうなのか、お賽銭をほうりがてらに設営中のプレハブやら準備中の屋台の様子やらなにやらをぐるっと眺めてみたり。

 

 

何気な境内の昼下がり。

 

 

・・・とまあ、どこが「柳瀬川散歩」なのか分らない後半戦に突入してきましたが、折角なのでこの際下町めぐりもいいかな〜といった所です。千葉まで行ってしまうと帰りが大変そうなのでそれは次回以降ということに。

 

行きと違って帰りは夜間でCRも使えないので交通量の多い都心をのらくら進まなければなりませんが、輪行袋を持ってくればその辺はカットもできるのでそこそこ早出してくればどこでも行けそうな気もします。

 

 

小さくても中々みごとな枝ぶり。

 

 

ま〜私の場合は様子見だけで満足してしまうところもあるのである意味「経済的」ではありますが、そればっかりだと申し訳もないので一応おみやげに草団子を買っておきました。

 

実は以前にもこのルートは一度だけ来たことがあったのですが、この辺りは橋を越えるのが面倒だったりして走りにくい印象があったりします。ほんとにちょっとしたつなぎ一つで快適にもなるかと思うのですが・・・。

 

 

気をとりなおして外界へ。

 

 

門前町では色々と興味深いものもあったのですが、街道沿いのお店なんかはどれも地元で見かけるものと似たり寄ったり(というかまったく同じ)。こればっかりだと距離を走るのにむなしさを覚えたりもするのですが。

 

「世界を一つに」なんてセリフが巷の企業CMなんかで流行っているようですが、それがこういう事ならいささか願い下げだったりもいたします。みんな違ってたってもともと世界は一つでしょうにと言いたい所。

 

 

一瞬スタジアムかと思ったら。

 

 

どうにか日光街道を横切って、しばらくしたら視線の先にちょっと不思議な建物が・・・ってもう道路標識が見えているので首都高速には違いないのですが、単調だったルートが少しだけにぎやかな感じになったりも。

 

どっちにしてもツーリングマップルだけじゃこの辺のお散歩には不自由なので、重くても以前使っていたデカい地図の方が楽しめるかな〜といったところ。探さないとどこに行ったのか分りませんが(笑

 

 

道路の下には綾瀬川。

 

 

ふと横目にみると首都高のループが川面に映って何となく面白い具合になっていたので何気に写真を撮ってみたりも。

 

1ミリ位のちっこい虫でもよく見るとどこの惑星の生物だろうみたいなのが沢山おりますが、街角の表情なんかでもぼちぼち探せば実は不思議なものもいくらもあると思ってみたりもいたします。

 

 

亀有だからって訳でもなさそう。

 

 

しばらく時間を忘れてのんびりしてみたかったので、ここから一旦水元公園まで行ってどこかでぼけっとすることに。

 

何となく道に迷いそうな嫌な予感がしたので交番でちょっと確認してから、すきっ腹をかかえてトボトボ先を目指しました。

 

 

ちょっとレトロな貸しボート。

 

 

と、道路わきに「貸し船」の看板が見えたので何だろうと思ってみてみたら、ため池の釣堀の中で使うものみたい。

 

この辺も色々さがせば面白い景色がいろいろあるのかな〜という感じもするのですが、めあての数は限られているので色々と工夫も必要かな〜とか(同じ場所に通いつめてもちょっと違いますし)。

 

 

ようやく水元公園です。

 

 

歩行者用の小さな橋のわきにちょこんと座れる絶好の休憩スペースがあったので、自転車をとめてここでしばらく休憩することに。

 

売店で肉まん・あんまんを一つづつ買ってパクつきながら、これから一体どうしたものかと思案にくれたりもいたしました。時間が時間で日も短いののでもう千葉はムリですし・・・。

 

 

湖面に佇むナゾの看板。

 

 

帰路には暗くなってCRを通ることは難しくなりますし、それだったら寅さんで有名な帝釈天でも見物してから都心をエッチラ帰ったほうが面白くなるのかな、といった所。

 

今からならまだワンコの散歩も間に合いますし、ここで無理して200kmも走ってしまったら寸法的にも破綻してしまいます(笑

 

 

公園の出口付近です。

 

 

まだ半日しか使っていないのにデジカメの電池が赤信号になってしまっておかしいなと思っていたら、画像の解像度がやけに高くなっていたのであわてて640x480に戻してみたりも。

 

ま〜パネルにはめてずっと保存するんだったら高解像度の方がいいんでしょうし、どれもこれも640x480の写真しか残っていなかったらさみしい限りかも知れませんけど・・・。

 

 

程なく江戸川CR。

 

 

とりあえず公園内をつらつらと端まで通り過ぎ、出口の辺りであたりを見るともうすぐそこに江戸川の土手が見えています。

 

この辺はこの辺で土地鑑もないわけではないのですが、どうやって都心を横切るかという大問題がちらほら頭のわきを掠めていきます・・・。

 

 

路地裏の酒屋さん。

 

 

寅さん記念館入口の案内板にさそわれて、2kmほど行ったところで江戸川CRをドロップアウト。入場料500円で「くるまや」のセットでじかに椅子に座ったりして感慨もひとしおです(笑

 

残念ながら今日はお金もないので(予算3000円&草だんごで1000円消費済み)お土産の類は見ないことにして、かわりに何気な路地裏の景色をみやげ話に持ち帰ることにしてみたり。

 

 

帝釈天参道の絵になる一こま。

 

 

以前来たときにはちゃんと見ていなかった帝釈天の参道もどうにか見つけてのんびり散策しておくことに(もちろん徒歩ですが)。

 

寅さんの映画で使った高木屋さんや虎屋さんなんかもあったりしましたが、何となくちょっと敷居が高いような気もして雰囲気だけ味わってあとはこの次に・・・。

 

 

ちょっと早めの初詣。

 

 

とりあえず形ばかり境内をぐるりと見物をして、帰りもちょろちょろ露天の様子を眺めてみたりもいたしました。中にはカエルの置物を売っているお店があってあやうく触手が伸びそうになりましたが(汗

 

そういえば普段着といったところで汗臭くなってしまうと意味がないので、その辺も考えないとな〜なんて思ったりも。ずっと走っていると髪形もめちゃくちゃで目が血走ったりして知らないうちにエラい事にもなりますし。

 

 

うなぎ屋の前で葛藤中。

 

 

なかなか普段着ツーリングといっても越えないといけないハードルは色々とあるもので、どうしたら何食わぬ顔をして一日150km位まったりこなせるかという辺りがミソになるのかな〜とかも。

 

何食わぬ顔をしていても目当ては食い物という辺りがどうしようもない話ではありますが、その内鰻屋3軒はしごツーリングなんてのもしてみたいような気もします(ここに書くと先にされそうですが)。

 

 

柴又駅前の寅さん像。

 

 

駅前の銅像なんて大した事ないんじゃないの、と内心おもってよく見てみたら、中々苦みばしって近寄りがたいリアル寅さんの雰囲気が出ていていい出来だよな〜なんて思ったり。

 

駅前の商店街もちょっと近場では見ないようないい感じのお店がずらっと並んでいたりもするので、こっちもその内食べ歩きにこないとな・・・と決意を新たにした次第。

 

 

高砂小橋の夕暮れ。

 

 

路地をつないで橋をわたって、そのまま素直にすすめばどうという事もなかったのですが、寅さんといえば両さんもみないと男がすたる・・・と意味不明な使命感で亀有駅まで北上しました。

 

駅前は思っていたよりずっと繁華で人ごみが物凄くてたちまちヘキエキしてしまったのですが、どうにかこうにか北口の派出所の写真を隠し撮り(交番を撮るのも気が引けますが、ここは特別でしょう)。

 

 

両さんの旗がたなびいてます。

 

 

この辺で食事でもしようかな〜なんて思ったりもしたのですが、折角なので何か変わったものを、なんて思っているうちにいつしか街を抜けてしまいました。

 

それだけならまだいいのですが、あまりにも適当に路地裏を走っていたのでしまいには方角も分らなくなってあわてて遭難しそうになったりも。亀有で遭難なんてシャレにも何にもなりませんが(涙

 

 

堀切菖蒲園の駅前にて。

 

 

ツーリングマップルはこうなると何の役にも立ちませんし、方位磁石も忘れてきてしまったのでななめにうねる路地ともなると半分パニック状態に(大げさですが)。

 

とりあえず見つけたコンビニでランドマークの「堀切菖蒲園」への行きかたをきいたり、道行く人にたずねたりしながらどうにか分る場所まで復帰いたしました・・・。

 

 

堀切橋にも夜は更けます。

 

 

地図で言ったら4km四方のところを冷や汗をかきながら泣きっ面で彷徨っていたのですから立派なものではありますが、なまじ山岳めぐりをするよりもこっちの方が私には怖い気もしたりして。

 

とにもかくにも堀切橋までたどりついて(ここにも来た事ありますが)、鉄下駄号のサドルを三脚がわりに夜景をパチパチ撮影して何となくバツの悪さをごまかしてみたりもいたします。

 

 

上野駅前の空中遊歩道から。

 

 

ここから先はどういっても真直ぐ帰れるルートもなければ車道をすんなり走れる場所もありません。仕方もないのであきらめてトボトボと一つづつ目標をつないで帰路へ向うばかりですが・・・。

 

都立汐入公園の辺りから白鬚橋の西を右折して、明治通りから上野の駅前をとにもかくにも目指します。とりあえず高田馬場まで到着すればあとはどうにでもなりますし。

 

 

らんぷ亭水道橋店で晩御飯。

 

 

上野駅前の人ごみで自転車を押し歩き(推定時速3km/h)していると、こんなんじゃ未来永劫に帰りつかないような絶望感がにわかにおそってきます。

 

何を思ったか不忍池の真っ暗な公園で一服してから、あ〜でもないこ〜でもないとひたすら都会をさまようばかり。さすがにお腹もすいたので牛丼屋でハンバーグカレーを平らげてまずは一安心。

 

 

神楽坂を一気に駆上がり。

 

 

・・・って別に大したことでもないのですが、ようやく早稲田通りに入って胸をなでおろした次第です。

 

そんな事をいいながら昔バイトの途中で食べて無性においしかった「五十番」っていう肉まん屋さんを横目で探したりもしたのですがあいにくよく分らなかった事だけが記憶に残っていたりします(汗

 

 

高田馬場の駅前で一安心。

 

 

気がつくと早稲田大学のある戸山の辺りまでやって来ていてブツブツと気の利かない会話をする学生の声が聞こえてきたりも。

 

ここからはひたすら早稲田通りを西へ向って、井草八幡で青梅街道に合流するまではかなり楽ちんなルートです。西武田無駅の辺りから旧道に入って、あとは勝手知ったる道をゴチャゴチャ走って無事帰宅。

 

 

結局全部で116kmということで、まあ都心込み・歩道多し(時速10km)込みのポタリングとしてはいい方なんじゃないかなとは思います。

 

一日終わってずっと練習していた足腰は何ともなかったのですが、歩道が多かったのでいかんせん肩がこってどうにも仕方なくなったのはちょっとした誤算かも。とにかく今回はこれでお開きといったところです。

 

 

 

 

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