2007年6月17日

 

ふらっと秩父7

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トンネルを抜けてしばらく進むと無事さざなみ大橋たもとに到着いたしました。小さなベンチが2つ並んだ休憩スペースがあったりも・・・。

 

せっかくなのでしばらく辺りをうろうろして時間をつぶした次第なのですが、ベンチの角度が設計図どおりっぽいのがちょっと可笑しかったりして。

 

 

彼方に見えるダムサイト。

 

 

よく見ると座った位置の先に説明書きの表示板が立っていて、ぽっと座るとしぜんとそれを読まされる格好になっていたりします(笑

 

何かちょっと腰のすわりが悪いよな〜なんて思いながらもとにかくひと息つけたので有難かったかな〜といった感じです。

 

 

橋のなかばには装飾板が。

 

 

何といいますかバウハウス的なモノトーンの空間にガウディ的な躍動感を与えようとした、みたいなセンスに多少の違和感も。

 

どうせやるなら地板にレリーフで彫り込む位の勢いのほうがシャレているかな〜なんて適当なことを思いながらぼちぼち橋をわたりました・・・。

 

 

ちょっと行っただけで自販機が・・・。

 

 

良きにつけ悪しきにつけ自販機大好きな私なのでベンダーの配置は自然と頭に入ってしまう訳なのですが(笑

 

へんぴな裏道なんでどうせ水分の補給で大変なことになっちゃうかな〜と2Lの麦茶を背中にしょってやってきたのにちょっと様子が違うみたい。

 

 

しばらく行くと何気な細道。

 

 

だいたい街並みなんて一つながりになっているものなので、出足の雰囲気ひとつで奥の様子も大体わかってしまうのですが・・・。

 

ちょっと行っただけで道の駅みたいな施設にも出くわしましたし、ちゃんと営業しているうどん屋さんなんかもあったりして。

 

 

プラモデルにしたいお店やさん。

 

 

ちょっと気になったのはこの辺って小鹿野町でサイクリングコースに指定されているみたいで妖怪ポストみたいな標柱が立っていたり。

 

どういう企画なのかよく分りませんが、とにかく自転車でぷらぷら走っても歓迎っぽい感じがしたので写真に収めてみた次第。

 

 

按配のいい渓流沿い。

 

 

見ると道端のバス停のわきに「ふれあい水ここから・・・km」っていう看板が立っていて一瞬なんじゃらほい、みたいに思ったりもいたしました。

 

湧水そのものはあちらこちらにあるのですが、まだ行ってもいない先から予告看板をみるのはこれが初めてだったりしてちょっとビックリも。

 

 

あれ、どこ行ったっぺな・・・。

 

 

なんて勝手に吹き出しを書いたりしたらおじさんに怒られてしまいそうなのですが、地元の人たちもどこか野生動物に似た香りがします(笑

 

すれ違いで挨拶をした60歳台のお姉さんが随分と品がよくて何気に旅情がかきたてられたりもいたします。「おう自転車かい」と分りきったコメントをするおじさんも中々いかしておりましたし(笑

 

 

ただ田舎なだけじゃなさそう。

 

 

ちなみに自販機は本当にもうあちらこちらに満遍なく設置されていたので、好き好きはあると思いますが私にとってはその意味でもパラダイス。

 

大体田舎の方に行くとダイドーばっかりになるのが常かな、と思うのですが違うブランドのものがあったりすると少し「お〜」とか思ったりして。

 

 

ようやく「ふれあい水」に到着。

 

 

しばらく行くと目線の先に水場のような場所があったので寄ってみたところ「毘沙門水」と銘打ってありました。

 

近所のおばさん達がなにやら世間話をしているわきで、料金箱に100円をほうりこんでペットボトルにお水をつめて再出発(笑

 

 

ラストの商店と自販機です。

 

 

大木を組んで作った神社の大きな鳥居をわきに見ながらそこからも延々先をめざして行きましたが、単調なようで意外と変化があって飽きなかったよな〜と記憶しています。

 

しばらく進んで一瞬あたりに人家がなくなる急坂にさしかかるのですが、ふと右手をみると微妙な位置に「ふれあい水」を発見しました・・・。

 

 

そろそろ峠道に入ります。

 

 

ま〜自分で「純朴のふれあい水」と銘打っている辺りにとても好感を覚えてしまうわけなのですが、ちょうどひと息入れてアクセントを付けたい頃合なので何気に気分も良くなったりして。

 

ただレトロなだけじゃなくて今もそのまんま生きている感じの風情に、何かちょっとピンと張ったものを感じたりしつついよいよ道の奥の奥。

 

 

頑張るワンよ(×2)!

 

 

思いもかけずに橋の下から二匹のワンコの応援をうけちゃいましたが、ここまで来ればあとは峠に上ってしまうばかりといったところ・・・。

 

これだけ水分の補給点がたくさんあるルートも他にはないと思うのですが、ともかく背中の2L麦茶があればこその「まったり」なので(笑

 

 

眺望スポットで休憩中の車。

 

 

このサイトのツーレポは写真の大きさを320x240にしているので、景色といっても絶景を並べてバーンという訳じゃなかったりいたします。

 

どっちかっていうとこんな写真で何気なしの様子や雰囲気をアルバムにしてとっておきたいな〜なんてノリでやっている次第。

 

 

林道の分岐で思案中・・・。

 

 

峠の勾配は8%ぐらいはあったのかなとも思いますが、いちおうフロントはセンターの42Tで特に苦もなくエッチラ上っていけました。

 

ギヤが重くなると踏み込みでカカトが落ちてきれいに漕げなくなってしまうので、この日は落とすような感じを意識したように記憶しています。

 

 

ちょうどこの辺りが県境(笑

 

 

いままでもあんまりガシガシ踏んでいるつもりはなかったのですが、よくよく考えると360度ある中で踏んじゃっているポイントがあったみたい。

 

その辺を丁寧にならしてあげたら送り足もちゃんと使えるようになってきて、これならギヤ比も上げられるよな〜みたいな感じでおりました(笑

 

 

群馬側はちょっと違う感じ。

 

 

そろそろ頂上かな、と行った辺りでかなりまぎらわしい林道の分岐にでくわしましたが、最終的には道路の継ぎ目で判断をして左手へ。

 

ちょっと行っただけで峠とおぼしき県境までやってきましたが、ここにも分岐があって二子山方面に通じているのかな〜といったところ(正確には走っていないので分りません)。

 

 

ふもと間近の給水施設。

 

 

気のせいといわれてしまえばそうなのかも知れませんが、秩父側が繊細な渓谷のイメージだったら群馬側はもうちょっとざっくりした感じかも。

 

箱庭っぽい山と渓谷の世界から抜け出して、土くさい畑と肥料の世界にやってきたっていう所なのかな〜と思うのですが・・・。

 

 

視界も広々としています。

 

 

どこでも大体そうなのですが、給水施設が現れたらふもとは大抵もうすぐです。すぐに民家がちらほら見えて、意外とあっさり集落へ。

 

何分奥秩父を抜けてきたのでこちらとしては人里はなれた片田舎を何気にイメージしていたりもするのですが、奥秩父の奥はもっと奥かというと必ずしもそうではないわけで・・・。

 

 

予想を裏切る看板が(笑

 

 

ま〜さすがにここが商店街というわけでもないのですが、美容室兼簡易郵便局みたいな民家があって、セクシー美女の看板が立ってたり。

 

庭先のニャンコとしばらく目線で会話をしつつ、ちょっと先へと進んだだけで立派な国道に出てしまいました・・・。

 

 

何か用にゃ〜も。

 

 

出口のところにはさっきの美容室の看板バス停もあってちょっとにぎやかな趣に。広いだけでクルマで移動すれば特に不便もなさそうな。

 

ここも渋谷も大して変わらないよな〜と思ったわけではありませんが、人がいっぱいいるから寂しくないなんて事は全然まったくウソですし(笑

 

 

夜でも走れそうな国道です。

 

 

最初の計画では矢久峠から二子山をへて志賀坂峠から秩父へ戻るルートがひとつと、峠越えしてここまで来るのがひとつの考え。

 

本当はここからもう一つ峠を越えてなじみの藤岡まで行って電車で帰るのがいいかと思っていたものの、それだと峠で夜になってしまいそう。

 

 

トンネルを抜けると・・・。

 

 

コンクリ壁に腰をおろしておもむろにオニギリをほおばりながら、「さてどうすんべ〜」などと心の中でつぶやきながら地図を開いてにらめっこ

 

あれこれ考えるまでもなく、志賀坂峠を裏から上って秩父まで帰るしかないわけなのですが、ただトンボ帰りするにはまだ時間があるわけで・・・。

 

 

お味噌屋さんの辺りで停車中。

 

 

前から気になっていた神流町の恐竜センターをこの目でいっぺん見ておこうかな〜と、気がつくと足は西をめざしておりました。

 

いぜん土坂峠から神流湖を抜けて藤岡まで行ったときに大きな「恐竜王国」の看板を見つけて「こりゃ何だ」と思った記憶が残っていたりも。

 

 

恐竜三昧の予感がします(笑

 

 

神流湖あたりを走った印象だけだと何もなくてちょっと心細い感じの場所かもという所だったのですが、案に相違してお店も結構ありました。

 

考えてみれば湖の辺りの方が閑散としているのは当然の話なわけなので、西へ向ってにぎやかになっても何も不思議はないのですが・・・。

 

トンネルをひとつ抜けたあたりでお味噌屋さんの看板が二軒もある場所に出たので、ここらでお土産かな〜なんて思って停車することに。

 

 

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